宇宙を解説 百言葉 悩みが100%消える「ものの見方」
小林 正観(2018/1/17)

宇宙を解説 百言葉 悩みが100%消える「ものの見方」

  • 著者:小林正観
  • 出版:イースト・プレス
  • 発行:2018年1月17日
  • 価格:1,500円+税
  • 頁数:224ページ
  • 評者:東矢 ゆかり
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

本日ご紹介する本は、長年宇宙の法則について研究してきた著者の小林正観さんが、自身の言葉を百個厳選し、解釈とともにわかりやすくまとめたスピリチュアル名言集です。

2006年に出版された『宇宙を解説◆百言葉』の復刻を望む多くの声から、今回復刻版として出版されたというこちらの本では、古くからのファンはもちろんのこと、初めて手に取る人でも分かりやすい言葉で著者独自の、悩みが消える「ものの見方」を学ぶことができます。

 「ものの見方」の要点

宇宙法則の要点をまとめると

「幸も不幸も存在しない。そう思う自分の心があるだけ」
「投げかけたものが返ってくる」
という宇宙法則のもと、「喜ばれる存在」になるために、
「目の前のことをありのままに受け入れ」て、
「うれしい、たのしい、しあわせ」と喜び、
ありがとうと「感謝」をしながら、「日常生活」の中で
「淡々と、ニコニコと、ひょうひょうと、黙々と」
「今、目の前」を大事にして、「実践」を重ねる。

ということであると、巻末の解説で正観塾師範代の高橋亮さんはいわれています。

この考えのもと、様々な視点や表現で悩みを根本から解消していくものの見方を変える言葉が、見開きの右側に、その解釈が左のページに掲載されています。

 ものの見方を土台とした実践

さらに、ものの見方(精神世界)と日常(物理世界)を繋ぐのは「実践」であり、「実践」なくしてはものの見方も日常において効果を発揮できないのです。著者は特に「そうじ」・「わらい」・「かんしゃ」の実践をすることで、神様に応援される人になることができるといいます。

・「そうじ」
特に汚れの目立つ水回り、中でもトイレを日頃から掃除している人には臨時収入が入る、という事例が数多く寄せられているということです。

・「わらい」
何事も笑って受け入れていくことがなぜ、神様に好かれることに繋がるのかというと、日常で起こる様々なことは神様のなした行為であり、笑うことはそれを最上級の肯定で受け入れたことになる、からです。

神様のしたことに文句を言う人より、笑って受け入れてくれる人の方が神様だって好きになってしまうようです。

・「かんしゃ」
もともと「ありがたし」「ありがとう」と言う言葉は神に捧げる賞賛の言葉でした。ありがとうを言い続けている人には不思議と人間関係の悩みが解決したり、奇跡的なことが起こるという、神様からの恩恵というような事例が数え切れないほど挙がっているようです。

これらの実践を「自分のために」損得勘定をしてもよいのでとにかくやることが、神様に好かれ、力を抜いて穏やかに生きるポイントです。

特に感謝の言葉である「ありがとう」は、

「ありがとう。何があってもありがとう。何がなくても ありがとう。」

というように、「ありがとう」は何かをしてもらったときに言うのではなく、何もないときに言うのが本質なので、何もしてもらっていなくても先にありがとうを言うと、自分にも周囲にも明るい影響を与えます。

例えば上司にお茶を入れたときに「お茶をどうぞ」と言って出すのではなく、「お茶をどうぞ。ありがとうございました」と言って出すというふうにです。

自分の職場が不平不満で溢れていたら、自分が明るい太陽となることで周りの人を変え、環境を改善することができるということです。

目次

  • はじめに 力を抜いて穏やかに生きる人生
  • 百言葉
  • 解説 正観さんからの「最高のプレゼント」 正観塾師範代 高島 亮

一言コメント

この本はシンプルな言葉で宇宙の法則を優しく教えてくれる、スピリチュアルに興味を持ち始めた方にとっての入門書的なスピリチュアル本です。まるで隣に著者がいて解説してくれているような安心感のある語り口調で、読むだけでホッとし、なんだか心が少し楽になりました。枕元に置いて1日の終わりに眺めたい本です。

注目の文章ピックアップ

・英語で「現在」のことをpresentといいます。贈り物もpresent(プレゼント)といいます。当たり前のことが淡々と起きている「現在」は、宇宙からのかけがえのない「プレゼント」の連続なのではないでしょうか。

・ある人の話では、地表から10〜80kmの上空に550億もの魂たちが「人間に生まれたい」と思いながら順番を待っているそうですが、私たちは「いろいろ修行しなければいけないので、先に行かせてください」とお願いし、他の魂たちが承諾して送り出してくれて、この世に誕生することができたのです。

・「人生は自分の取り方次第だ。自分が楽しいと思えば楽しいし、幸せだと思えば幸せだ」と思っている人たちは、そういう人だけで集まって話をしていくので、いつも明るく楽しい集まりになります。

・「頑張る人」は人並みにはなれる。「頑張らない人」は「天才」になる可能性がある。

・頼まれごとをやってあげて、相手が自分に向かってにっこり笑って「ありがとう」と言ってくれたとき、そのときにこそ人間の本当の「存在の喜び」が湧いてきます。喜ばれることは人間の最も根源的な幸せだからです。

・邪心に野心に下心、損得勘定あってもよろし。どんなに良いこと知ってはいても、やらねば何も知らぬと同じ。

・自分がろくなものではない、と思い切ることができたら、ありのままでいられて、何より自分が楽になります。どんなことを言われても、にっこり笑って「ありがとう」と言えたら、自分自身が楽になり、得をするのです。頑張ることは、もうやめにしませんか。

・「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「ありがとう」という喜びや感謝に満ちた言葉や行為を投げかけていると、「そんなに生きるのが楽しいのなら、もっと元気になりましょう」と体が反応して、ますます元気になるようです。

・皆が好意的ならうぬぼれてダメになる。皆が批判的なら萎縮してダメになる。自分を最も向上させてくれる、好意50%、批判50%。

・大きな問題にぶつかったとき、自分の力と努力で乗り越えられるのなら努力をしてもいいと思います。でも、どんなに頑張っても解決できない問題のときには、ただひたすら周りの人や目に見えない世界の方々に感謝をして、「お任せする」という方法をとってみるのです。

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宇宙を解説 百言葉 小林 正観

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