お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法
- 著者:藤本 さきこ
- 出版:KADOKAWA
- 発行:2017年12月8日
- 価格:1300円+税
- 頁数:208ページ
- 評者:伊佐山 学
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
この本は「理想の世界を実現」し「お金の神様に可愛がられる」ための本です。この本を購入して読めば、あなたも自分の理想を現実に変えることができます。
著者は、もともと月収10万円の貧困にあえぐシングルマザーでした。そして、それにもかかわらず、そこから「ザクザクいっぱい稼げて、簡単に、幸せで、豊かな人生にしよう」と決めました。そして、それからわずか2年後には月収1400万円に!
夢のような話? しかし、著者はその秘密についてこの本ではっきりとあきらかにしています。
その魔法とは、「ノート書くこと」。
もちろん、ただのノートではありません。このノートのコツは、「明らめる」、「感じる」、「決める」の3行に自分のすべてを集約させていくことです。
このノートは、「人の機嫌を取ったり、誰かとうまくやったりするために使うエネルギー」を自分自身と向き合うために使うための方法です。
ノートを書く際には、まず、自分で自分を縛っている無意識の「設定」を「明らめる」必要があります。たとえば、「上手に話せないと人前で話してはいけない」といった、言葉になっていない心理をしっかり言語化するわけです。
そして、「感じる」。つまり、自分が本心ではどのようなことを考えているのかを自分自身に問いかけ、感じなおさなければなりません。「やっぱり人前で話す仕事がしたい」というように。
その上で、そこで感じたことを踏まえて、「うまく話せなくても人前で話していい」というように「決める」のです。
このスリーステップを繰り返してノートを書きつづけていれば、自分の感情に対し敏感に、素直になることができます。そして、ノートと向き合っていない時間であっても、ささやかな気持ちの移り変わりに気付くようになっていくのです。
そのことがやがて劇的な変化を呼びます。自分のなかの「設定」を変えれば、「宇宙」や「お金の神様」がそれを現実化してくれるのです。著者はそれであっというまに成功を遂げたのだと言います。
とはいえ、著者が言うには、お金は循環させるものであって、決して独占してそれで良しとするべきものではありません。著者が語る「魔法」の背景には自分の感情や設定を直視し、お金の神様に可愛がられるように行動を変えていかなければならないという強固なテーマが存在するのです。
いまの自分に不満がある人、自分を変えていきたいと思っている人には注目の一冊です。3行ノートを使って宇宙に愛される自分になりましょう。
目次
- はじめに
- 第1章 お金の神様は素直な人が好き―感情の話
- 第2章 神様からお金を受け取る方法―宇宙の話
- 第3章 感情を疑えば、お金の神様がチャンスをくれる―設定変更の話
- 第4章 お金の神様に可愛がられるノートの仕組み―ノートの話
- おわりに
一言コメント
たった2年間で月収10万円から1400万円にまでなったという著者が、その驚きの方法を丁寧に解説した本です。著者のようにお金の神様に可愛がられるためにはどうすればいいのか? そのシンプルな答えは意外なものですが、説得力があります。人生を変えたいと思っている人は読んでみると良いでしょう。
注目の文章ピックアップ
宇宙の無限のエネルギーの恩恵を私たちにもたらしてくれる存在を、一般的には「神様」と呼びますね。
人それぞれ、信じる「神様」がいると思います。
大いなる存在、宇宙、神様などの存在に自分が生かされている、と私も感じています(余談ですが、小さい頃、空に自分を見つめる目があるような気がして怖かったのを覚えています)。
どんな人でも神様は応援してくれるし、助けてくれるものだと信じています。ただ、多くの人が神様の存在に気づけないのは、素直になれないからです。
喜びあふれる人生にするためには、いかに感動して生きていくか。
感動は変えられないし、疑うべきものではありません。
感動は、有無を言わさず、感情と嗜好が感覚に持っていかれるくらい大きな魂の鼓動なのです。目の前の世界と自分とを深くつなげる感覚的な体験です。
ここでいう感覚とは、常識や他人目線といった思考に左右されず、心の奥の深い部分にある「安心したい」「喜びいっぱいの毎日にしたい」といった誰もが生まれながらに求めているものです。
ずっと欲しかったものが、目の前にあるにもかかわらず躊躇する時、よく「お金がないから買えないよ~」と言いませんか?
これがまさに「幻」です。
正しく言い換えるなら、「財布(口座)に○○円ある」というのが「事実」。