自分の中の宇宙を呼び醒ます方法
Lily Wisteria(2017/12/1)

自分の中の宇宙を呼び醒ます方法

  • 著者:Lily Wisteria
  • 出版:総合法令出版
  • 発行:2017年12月1日
  • 価格:1,300円+税
  • 頁数:238ページ
  • 評者:東條 幸廣
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

本書は、「仕事を行なっているときに良いアイデアが思い浮かばないと四苦八苦していた著者が、自分の中の宇宙空間とつながることでよいアイデアが思い浮かぶようになった」という実体験を元にしたスピリチュアル本となっています。

著者のLily Wisteriaいわく人間内には、無限の宇宙が存在していてその宇宙とつながることができるそうです。この宇宙空間とつながる上で、大切なことが自分の意識を使いこなすことです。

人間の意識は大きく分けると2種類あります。それは、意識と無意識、言い換えると「顕在意識」と「潜在意識」になります。一般的に考えて行動するときに使う方が顕在意識と呼ばれ、ひらめきや直感に使われる方が潜在意識と呼ばれます。

私たちは仕事を行なう上で、顕在意識を使いがちです。しかし、天才と言われる人たちは潜在意識を駆使することで、様々なアイデアを生み出しています。なぜ、潜在意識を駆使した方がよいアイデアが出るのでしょうか。

理由のひとつは、潜在意識の方が自分の意識のキャパシティを多く占めているからです。意識全体から見ると、潜在意識は97%を占めており、逆に顕在意識は3%しかありません。つまり、記憶力一つとっても、潜在意識を使う方が顕在意識を使うより30倍も効率が良いことになります。

さらに、潜在意識を使うとよい理由に、様々な世界とつながることができるということもあげられます。潜在意識は、宇宙とつながるときに必要になってきます。そして、潜在意識を使うことで他人の潜在意識とつながったり、無意識の世界に飛び込むことができたりします。そうすることで、他人の本音に気づくことができたり、遠く離れた地での出来事もまるで実体験したかのように感覚をつかむことができたりするのです。

では、この潜在意識を使って、実際に宇宙空間とつながりアイデアを手に入れる方法を紹介させてもらいます。

著者いわく、まず自分の欲しいアイデアを、宇宙にオーダーすることが大切になります。
オーダーは文にして、紙に書く方が好ましいです。このときのポイントは、アイデアがだれのために、そしてどのような気持ちになってほしいかを具体的に書くこととなります。

著者の例を参考にさせてもらいますが、本のアイデアが欲しい場合は、「読者がわかりやすく理解して、日常にワクワクしながら使っていこうと思える本ができた」といったような内容がよいです。さらに、文章の終わりは、「~を教えてください」や「~を教えてほしい」などの希望ではなく、「~できた」「~をした」といった完了形にするとよりアイデアが浮かびやすくなります。

そして、オーダーをした後は、できるかぎり別の作業に没頭することがおすすめです。オーダー後にすぐアイデアが降ってこないときもあります。そんなときには、まだかなとアイデアを待つのではなく、オーダーの内容とは別のことを考えたり行動したりする方が、早くアイデアが生まれやすくなっています。

紹介しきれませんでしたが、他にもアイデアをキャッチするコツや潜在意識の使いこなし方が本書でたくさん説明しています。ぜひ自分の目で本書を読んで感じとってください。

目次

  • プロローグ
  • 第1章 自分の中の宇宙とつながる
  • 第2章 自分の中の宇宙を呼び醒ますための日常実践ワーク
  • 第3章 ひらめきと宇宙の関係
  • 第4章 宇宙からアイデアを降ろす方法
  • 第5章 アイデアを宇宙視点でまとめよう
  • 第6章 宇宙と対話する方法
  • 第7章 宇宙のパイプとなって愛を循環させよう
  • エピローグ

一言コメント

宇宙とつながってアイデアを手に入れるための方法が、たくさん詰まったスピリチュアル本となっています。
勉強のときに使える技や読書のときに使える技など具体的な場面ごとの手段を教えてくれているので、普段の生活に活かしやすくて助かりました。

注目の文章ピックアップ

・あなたの中には、宇宙があります。あなたの中の宇宙とつながると、人生はもっと軽やかに展開していき、悩む時間も少なくなるでしょう。

・顕在意識とは、「意識」です。潜在意識は「無意識」です。私たちが一生懸命に頭で考えているのが、顕在意識と捉えてよいでしょう。逆に、あなたがつい無意識で自然と行動していること、これが潜在意識です。多くの人は、顕在意識、つまり頭を使って一生懸命物事を考えたり、記憶したりしようとしているのですが、それはちょっと不利な方法なのです。いわゆる天才と言われる偉人たちは、潜在意識をフル活用してアイデアを出していたのです。

・皆さんが、一生懸命頭で考えているのは、顕在意識という意識の中のたった3%の部分で、潜在意識という97%の部分を使いこなすようになると、瞬時に記憶を引っ張り出せたり、質問に答えたりできるということなのです。つまり、宇宙とつながってアイデアを降ろすというのは潜在意識を活用しているのです。

・オーダー文を考えるときに、そのアイデアがどんな人に伝わっていくのか、その人たちがどんな気持ちになってほしいかを具体的にイメージするとよいでしょう。

・誰にどんな気持ちになってほしいかを書き加えたら、語尾は完了形「~した」か現在形「~する」という形で表現しましょう。慣れるまでは、紙に書いてオーダー文をしっかりと目で見て確認するとよいでしょう。

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自分の中の宇宙を呼び醒ます方法 Lily Wisteria

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