図解 斎藤一人 天が味方する「引き寄せの法則」
- 著者:柴村 恵美子
- 出版:PHP出版
- 発行:2017年12月1日
- 価格:850円+税
- 頁数:95ページ
- 評者:金谷 祐
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
本書では、斎藤一人さんの一番弟子である著者の柴村 恵美子さんが、斎藤さんの引き寄せの法則の理由を図解でわかりやすく説明しているものとなります。
スピリチュアル界隈ではよく聞く引き寄せの法則ですが、著者はいいエネルギーを発している人の元に、いい人が集まることを引き寄せの法則と言っています。
実際にあなたの回りでも、楽しそうに過ごしている人の回りには楽しい人が多く集まる「類は友を呼ぶ」という状況がよく見られるとおもいます。それでは筆者の言っているいいエネルギーとはどのようなものでしょうか?それは、楽しさを常に持っている人が発するエネルギーを指すと言っています。
最高の引き寄せをしている師匠の斎藤 一人さんは、常に頭の中が楽しさでいっぱい溢れています。そのため、斎藤さんの周りの人は、常に楽しくなりまた楽しい人が集まってくるのです。
この楽しさを追求すると、幸せや成功へと導くいいエネルギーにつながっていることが、著者の研究でわかってきました。そのため、いいエネルギーを引き寄せるためには、まず自分が楽しむことでいいエネルギーを自家発電できるようにすることが大切となります。
自分が大好きな趣味を目いっぱい楽しむこと、その結果、自分でいいエネルギーを自家発電できて、自分の回りにもいいエネルギーを持った人を引き寄せることができます。
さらに、自分のいいエネルギーを増やしたいときには、周りの人に自分のいいエネルギーを与えることが大切だと著者は言います。
普通に考えると、自分のいいエネルギーを相手に渡すと、自分のエネルギーが減ってしまうイメージがあります。しかし、現実は真逆で、自分のエネルギーを渡すことで結果的に増やすことができます。
これには、「原因と結果の法則」が関係しているのです。この世のものは、必ず与えたものと同じものが返ってくるようにできています。これは、いいエネルギーを与えても悪いエネルギーを与えても変わりません。必ず与えたものと同じものが返ってくるのです。
したがって、自分のいいエネルギーを増やしたいときには、相手にいいエネルギーを与えることを意識することが、自分のエネルギーを増やすうえで大切になります。そんな中で、相手にいいエネルギーを与える近道が、相手のことをほめることです。
ただし、日本人は相手をほめることが非常に苦手です。そんな中で著者は3ほめを意識しているそうです。
3ほめとは、相手のことをほめるときに3つの内容を意識することを言います。
ひとつ目が国ほめです。まずは相手の住んでいるところや出身地をほめてあげます。
次にほめるところは、モノほめです。身の回りの持ち物や道具をほめて回ります。
最後にほめるものは、命ほめです。私たちの回りにある命、例えば、ごはんであったり、動植物であったりです。自分の回りにある命をほめ感謝することで、自分のいいエネルギーを生み出すことにつながります。
エネルギーを持っている人は、どのような人でも人を引き寄せます。大切なことは、いいエネルギーを自分の中で増やして、自分の回りにいいエネルギーを持った人を引き寄せることというのが、著者の伝えたかった内容となります。
目次
- 第1章 エネルギーのある人が、人もお金も引き寄せる
- 第2章 天が味方する「エネルギーアップの法則」
- 第3章 天が味方する「どんなことも楽しめる人の法則」
- 第4章 天が味方する「いつまでも健康で若々しい人の法則」
- 特別メッセージ 人の相談に乗るときに知っておいてほしい話 斎藤一人
一言コメント
いいエネルギーを持った人を、引き寄せるための方法をたくさん紹介しています。通常のスピリチュアル本とは違い、一項目ごとにわかりやすい図があるのでさっと読むだけでも内容がしっかり伝わってきました。
注目の文章ピックアップ
・人間関係がとても良好な人やお金に困らない人、なにをやってもうまくいく人には共通した、ある特徴があります。それは、人も、お金も、運をも引き寄せるようなエネルギーにみちあふれているということです。
・「類は友を呼ぶ」のことわざ通り、いいエネルギーを発している人のもとにはいい人が集まり、いいことも引き寄せられるのです。
・いつもいいエネルギーに満ちあふれている人は、そのエネルギーを〝自家発電〟する術を知っています。それは〝楽しさ〟です。
・自分が楽しめる趣味をたくさんもつということは、いいエネルギーを作れる自家発電所をたくさんもっているのと同じです。
・相手のエネルギーを高めてあげると、そのエネルギーは必ず自分のもとに返ってきます。そのために一番効果的な方法が、相手を〝ほめる〟ことです。
・私はつねに、「3ほめ」を意識しています。
・自分が住んでいる町や場所もほめます。するとその場のエネルギーが良くなって、いいことが起こり始めるのです。さらに相手の出身地や住んでいるところをほめると、一石二鳥の効果が生まれます。相手がよろこんでくれるだけではなく、相手からさらに詳しいことが聞けて、その地を訪れることが楽しみになります。