新装版 神社仏閣パワースポットで神さまとコンタクトしてきました
- 著者:桜井 識子
- 出版:ハート出版
- 発行:2021年11月1日
- 価格:1,600円+税
- 頁数:282ページ
- 評者:井口 まどか
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
本書は、平成27年(2015年)に発売された、同タイトルの書籍の新装版としてリリースされたものです。
その初版から新装版発売までの6年間に、著者の桜井識子氏は日本中の神社仏閣を巡り、あらゆる種類の神仏に会ったといいます。
神社仏閣の参拝経験や神仏との出会いが増えたことで、見えない世界や神仏世界の知識が格段に豊かになったとも述べています。
本書は、著者が実際に訪れた、高エネルギーをいただける神社仏閣が紹介されているほか、神様や仏様と会話した際の内容などがそのまま記載されており、一般的な神社仏閣ガイド本とは一線を画す書籍です。
《著者「桜井識子」氏について》
本書の著者である桜井識子氏は、神仏研究家および文筆家として活躍しています。
霊能者の祖母、審神者(さにわ)の祖父の影響により、幼少の頃から霊や神仏と深く関わりながら育ちました。
著者がこれまでに参拝した神社仏閣の数は1,000社を超えます。
神社仏閣の参拝経験で得た恩恵や、神仏世界の真理などについて、書籍やオフィシャルブログを通じて、世の中に広く伝える活動を続けています。
《波動が高い神社仏閣はパワーをいただける場所》
神社仏閣は一般にもパワースポットとして知られています。ありがたい神仏に会えるのはもちろんのこと、波動が高い空間であるため、文字通りパワーをいただける場所なのです。
本書では、特に波動が高く、強大なエネルギーがいただける神社仏閣、願いを叶えてくださる神様仏様が具体的に紹介されています。
特徴的なのは、単なる神社仏閣の紹介にとどまらず、著者が会った神様や仏様と、実際に会話した内容がそのまま掲載されている点です。
そのため、神社仏閣ごとに、鎮座されている神様仏様の雰囲気が伝わってきます。
著者は、神仏に会いに行くこと自体がすでに“吉”であると述べています。パワーをいただきたい、願いをかなえたいと思ったら、神社仏閣へ向かうための行動を起こすことにより、開運につながるにちがいありません。
《神様は私たちが思っている以上に愛情をもって守ってくださる》
本書の中で、著者は、神様や仏様は実際に存在しており、私たちが思っている以上にあたたかい愛情をもって守ってくださっていると繰り返し主張しています。
そして、その見守りに気づいていない人が多く、気づき方がわかっていないだけであるとも述べています。
神仏の姿はそう簡単に見られるものではなく、声を聞けるものでもありません。しかし、著者は、神仏の世界を知りたいと思う人は目をかけてもらえると話します。
ダイレクトに声が聞こえなくても、姿が見えなくても、私たちが心を開いて聞きたいことを尋ねれば、何らかの形でその答えが返ってきます。
神社仏閣は、神様仏様とコンタクトをとりやすい、絶好のスポットです。
神仏をもっと知りたい、もっと近づきたいと思ったら、まずは神社仏閣を訪れるのも1つの方法です。
目次
- 新装版にあたって
- まえがき
- 第1章 ひっそりとパワースポット
- 第2章 奈良の神仏
- 第3章 神仏の島 宮島
- 第4章 強力なパワースポット
- 第5章 お遍路とは
- 第6章 元伊勢
- 第7章 神在月の出雲大社
- 第8章 伊勢神宮
- 第9章 心癒やされるお寺
- 第10章 神仏と宗教 [ほか2章]
- あとがき
- 折り紙で狛狐を作ってみよう
一言コメント
本書を読むと、神様は、私たちが気づいていないところで、あたたかく見守ってくださっていることがわかります。感覚を研ぎ澄まし、心を開いて神仏にいろいろと尋ねることで、その存在を身近に感じられるようになることも理解できます。今すぐ参拝に行きたくなる、神社仏閣の魅力がたっぷり詰まった1冊です。
注目の文章ピックアップ
・神仏に会いに行くことがすでに“吉”の出来事ですから、そこから何かが、よい方向に変わっていくこともあります。
・神仏はこちらから心を開いていろいろと尋ねれば、丁寧に優しく答えてくれます。特に見えない世界を勉強したい、知りたいと思う人は、目をかけてもらえます。
・生まれつき持たされている負の感情をコントロールして生きていくことも、霊性を磨く修行になっているのです。
・そして神様はどの神様もそうですが、本当に温かい愛情でもって、私たち人間のことを守ってくれます。多くの人はそこに気づいていないだけ、気づき方が分かっていないだけなのです。
・どの人も、死ぬまでに伊勢参りをしたい、伊勢の神様に会いたい、という思いで、体がしんどいであろうに参拝に来ています。
・神の真理を知る人にとって、その宗教の信者か信者でないかということは重要なことではなく、そんなことで差別などしないのです。
・私が皆様にお伝えしたいのは、実際に神様や仏様がいらっしゃること、その神仏は皆様を愛情を持って守ってくださっていること、その感じ方、神仏が教えてくださるありがたい真理やその言葉、自分が知った見えない世界の真実、などです。
・神様(の波動)を大切にする人は、神様のほうもその人を大事にしてくれます。
・うっかりすると見落としそうな、さりげない小さな感動を大切にし、それを積み重ね、波動を上げていけばもっと神仏と近くなれます。