開運に結びつく神様のおふだ 神社別おふだのごりやく
桜井 識子(2020/8/1)

 

開運に結びつく神様のおふだ 神社別おふだのごりやく

  • 著者:桜井 識子
  • 出版:ハート出版
  • 発行:2020年8月1日
  • 価格:1,600円+税
  • 頁数:302ページ
  • 評者:井口 まどか

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

おふだの存在は知っていても、どのような効能があるのか、お守りとはどう違うのかなど、まだ知らないことが多々あります。

本書を読むと、おふだに関する基本知識から、願いを叶えるためのおふだを頂く神社の系統までを知ることができ、おふだに関する疑問や質問をすべて解決してくれます。

《著者「桜井識子」氏について》

著者の桜井識子氏は、これまで1,000社以上に上る神社仏閣を参拝した経験の持ち主です。

幼少期から霊や神仏と深く関わりながら育ち、神仏研究家および文筆家として活動をしています。

筆者は神社仏閣を参拝する際に、そこにいる神様や眷属などと話をして得られた恩恵をブログや書籍などで広く伝えています。

本書第2章の神社系統別のおふだの効果についても、神様や眷属と実際に話した内容を紹介しているのが興味深いところです。

《「おふだ」と「お守り」の違いとは?》

「おふだ」と「お守り」は、形や大きさなどの見た目の違いはわかっても、それぞれの扱い方、役割、効能について明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。

おふだもお守りも、神様と私たちとをつなぐ、ありがたいものですが、本書を読むと、両者の違いがよくわかります。

筆者によると、お守りは普段持ち歩くためのもので、いざというときに神様に助けを求める発信機の役割を果たしているといいます。したがって、お守りを、個人を守るための「小型通信機」という言葉に例えています。

一方、個人のみならず、家族や家の中を守る機能を持ち、神様の波動がお守りよりも強く入っているのがおふだです。

そのため、お守りのように身に着けて持ち歩くものではなく、部屋の中に置くのが本来の扱い方なのです。

おふだ、お守りのどちらがより優れているということではなく、それぞれが果たす役割や機能が異なるので、両方を持っていても、もちろん構わないでしょう。

自分の置かれた環境や状況により、両者を使い分けるのがベストではないでしょうか。

《おふだの効能はおふだ自体が持つ波動と関係している》

おふだは部屋の中に置いておくだけで、何もしなくても、ありがたい効果を得られると筆者はいいます。それだけ神様の波動が強いことがわかります。

すなわち、私たちはおふだ自体が持つ波動の影響を受けるのです。もちろん、良い影響ではあるものの、それが自分の願いに対応しているわけではないと筆者はいいます。

願いを叶えるために良い波動の効果がほしい場合は、その内容に合った系統の神社に行っておふだを頂くのが理想です。

本書では、神社の系統別に得られる波動の効果が、具体的な神社名とともに紹介されています。願い事がある方は、その内容にふさわしい波動の効果を放つおふだを授与している神社の参拝がおすすめです。

《おふだは人生を変化させるのにも役立つ》

おふだは、授与してもらう神社の系統により、得られる効果が異なります。

そのため、生活や環境を変えてみたいと思ったときは、それまで部屋に飾っておいたおふだの神社系統を変えるのも1つの方法だと筆者は述べています。

何となく気になる、新しく好きになった、といった神社のおふだに、1年だけお世話になるのも問題ありません。

なお、おふだの期限は1年であり、期限が過ぎたら神社にお返しして、新たなおふだを頂くのが基本です。新しいおふだの波動は強く濃厚です。

本書を通じて、自分の人生を変えたいときにおふだの力を借りることができると知り、心強くなれます。

目次

  • はじめに
  • 序章 禍つ神
  • 第1章 おふだの基本
  • 第2章 神社別おふだの効果
  • 第3章 牛頭天王
  • 神社別おふだ波動逆引き
  • おわりに

一言コメント

おふだの飾り方、お守りとの違いといった基本的な知識から、神社系統別の波動の効果まで、おふだに関することがまとめられた1冊です。願いや祈りの内容によって、参拝すべき系統の神社もわかります。筆者が実際に各神社に足を運び、おふだの効果について、神様や眷属に尋ねているのも興味深い点です。

注目の文章ピックアップ

・おふだを部屋に飾ることによって、私たちはその神様の波動を、神社の境内ほどではありませんが、毎日24時間浴びることができます。

・心に働きかける、ということを意識しておけば、気持ちが変わったときに「もしかしたら警告かな?」と考えることができますから、気づく確率が高くなります。

・お守りは神様への小型の通信機です。握りしめてSOSを発信すると、その神社の神様か眷属が助けに来てくれます。

・おふだはお守りよりも神様の波動が、強力に、濃厚に入っています。

・何もしなくても、ただおふだを置いておく…それだけで、ありがたい効果が得られるのです(神棚に祀らない場合です)。

・波動の効果がほしいおふだを部屋に置いて、毎日波動を浴びていると徐々によい方向に変わっていきます。

・神様が言うには、よいものにとって、おふだの輝きやパワーは「誘い込むもの」だそうです。

・人知を超えた出来事に遭遇する、奇跡だとしか思えない状況で救われるなど、身に起こる出来事から神仏の存在を実感し、感謝をすることでも霊格は上がります。

・「生きるとは?」「人生とは?」「魂とは?」と深く、突き詰めて考えてみる…これが魂を成長させます。

・生まれる前の目標よりも霊格を上げることができて、「頑張った人生だったなぁ」と満足して逝くことができたら、それは大成功をおさめた人生と言えるのです。

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開運に結びつく神様のおふだ 桜井 識子

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