運が味方する神習慣
藤原 美津子(2024/1/14)

運が味方する神習慣

  • 著者:藤原 美津子
  • 出版:フォレスト出版
  • 発行:2024年1月14日
  • 価格:1500円+税
  • 頁数:192ページ
  • 評者:百瀬 裕
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

《多くの経営者と接してきた著者が、30の「神習慣」を提唱!》
著者の藤原 美津子氏は、経営者の大いなる志を実現する「大志塾」を主宰。これまで延べ8,000人以上の経営者やビジネスパーソンに、神仏との関わり方などの指導や祈願を行ってきました。そんな著者が、誰もが神さまに味方される人になれる「神習慣」を紹介するのが、この本です。彼女が長年学んだ神道哲学に、経営者と接する日々の中で得た気づきが加わり練られたワークが、30種類も綴られています。著者は、「これからの時代は、誰もが経営者の資質が必要」と述べ、さまざまな人に役立て欲しいと言います。30種類ものワークの中から、今回は、神棚に関するワークと、毎朝のルーティンにできる朝日のワークをご紹介します。

《「黄金の三角形」と神棚を活用したワーク》
伊勢神宮を頂点に、氏神神社(今いる土地にある神社)、祟敬神社(事業や出身地に縁のある神社)と、3つの神社にお参りすることが重要だと著者は言います。この「黄金の三角形」は、神様の力を相乗効果で一番お借りできる参り方だそうです。これは、神棚にも活かされます。この3つの神社の御札を神棚に飾り、毎日手を合わせることが、ワークになります。神棚を毎日手入れする、お祈りを口に出して言う、旅行や出張に行く前に旅の無事をお祈りするなど、神棚にこまめに向き合うことも有効です。また、いただいた名刺や、新入社員の名前を書いた紙を神棚にお供えすることで、神様がいいご縁をもたらしてくれるのだとか。「黄金の三角形」が祀られた神棚で神習慣を作ると、神様がより一層応援してくれるそうです。

《神習慣の合わせ技、毎朝のルーティンワーク》
そして家で毎朝気軽に実践できる神習慣も紹介されています。それは、「一日五分、朝日を浴びる」ことを、以下の流れでワークすることです。

「一 顔を洗う
二 鏡で自分に挨拶して喝入れる
三 朝日を浴びる
四 神棚がある人は神様の水を取り替えて、手を合わせる」

ここに、さらに先ほどの項目で紹介した祈り方やお供えのワークを組み合わせてもいいですね。毎朝のルーティンとして積み重ねることで、ますます開運の扉が開きます。

《出光興産、ドトールコーヒー、Panasonic……誰もが知る経営者たちも、神習慣を実践》
またこの本には、誰もが知る企業の経営者たちのエピソードが数多く出てきます。「この経営者も、『神習慣』を持っていたんだ!」と知ることができ、また、なぜ経営者たちが神様とのつながりを大切にしているのかの説明などもあり、説得力があります。出光興産、GMO、Panasonic、龍角散など有名企業がズラズラ続きますが、その中からドトールコーヒーの鳥羽氏から著者が聞いたエピソードを紹介します。なんと鳥羽氏は社員や社員の家族の誕生日にお花を贈っているというのです。従業員数を思えば、ものすごい金額ですよね。驚く著者に鳥羽氏はこう言います。「僕にとっての『本当の宝物は、まごころ』」だと。まごころを重んじることも、神習慣のひとつです。このように経営者たちの印象深いエピソードを交え、運気をあげる神習慣が学べる、有意義な一冊です。

目次

  • はじめに
  • 第1章 成功している人がやっている「神様との接し方」
  • 第2章 神様と深くつながる神習慣
  • 第3章 氏神様と崇敬神社につながる神習慣
  • 第4章 神様といつもつながる「神棚」の神習慣
  • 第5章 運を味方につける神習慣
  • おわりに

一言コメント

3つの神社を参る「黄金の三角形」や、「神様と関わる機会を点でなく線にする」などの説明とともに、それらが一目でわかる図があったことが印象的でした。また、登場した経営者が、著名な人ばかりでイメージがわきやすく、それにあやかりたくなります。「お正月以外にもおみくじを引く」というワークを、早速実践しました!

注目の文章ピックアップ

・今、成功者と言われる方も、始めから成功者だったわけではありません。だから大丈夫です。今からでも、成功者の階段を駆け上がることができるはずです。

・黄金の三角形とは、神様の力を(相乗効果で)最もお借りできる参り方です。伊勢神宮を頂点に、 氏神神社、崇敬神社にお参りするのです。

・神様へのお願いだけでなく、挨拶や感謝は毎日はっきりと声として発しましょう。もちろん、神様に向かって、言葉に出してお礼や願いを言うのは、ほとんどの方が不慣れなはずです。神社などたくさんの人がいるところでは、人に聞かれたら恥ずかしいと思うような願いだってあります。神棚でならば、ほかの人に聞かれず自分一人で言葉に出してお礼やお願いを言い、習慣化することができます。

・天照大御神様は天皇家の祖先であり、八百万の神様の中でも最高位に位置づけされていますが、別名は太陽神です。太陽の恵みは、どなたにも分け隔てなく与えられます。是非受け取ってください。

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運が味方する神習慣 藤原 美津子 フォレスト出版

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