「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む
yuji(2020/11/18)

 

「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む

  • 著者:yuji
  • 出版:講談社
  • 発行:2020年11月18日
  • 価格:1,400円+税
  • 頁数:239ページ
  • 評者:井口 まどか

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

18世紀の終わり頃から続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」と呼ばれる新時代が幕を開けました。

すでに、既存の価値観や常識は崩壊し、新たな生活様式や社会構造へとシフトしつつあり、私たちはそれを目の当たりにしています。

本書を読むと、今の激動の時代にどう適応し、生き抜いていくべきかを教えられます。

《著者「yuji」氏について》

本書の著者であるyuji(ゆーじ)氏は、イタリアの大学院卒業後、ミラノのプロダクトデザイン事務所に勤務した経験を持ちます。

輝かしい経歴の持ち主ですが、ヒーラーという自分の宿命に逆らえず、日本に戻り、東京で活動を開始しました。

自ら「星読み係」と称し、SNSで星からの受け取ったメッセージを発信しています。

また、ヒーラーとして個人鑑定、講演、執筆などを行い、さまざまな分野で活躍中です。

《風の時代では見えないものの価値が高まる》

2020年の冬至の翌日、12月22日のグレートコンジャンクションを境に、時代を司る主要元素が「土」から「風」へと移り変わりました。

200年以上続いた「土」に支配される時代が終わり、新たな「風の時代」が幕を開けたのです。

土の時代は経済の時代であり、「富」や「財」などが世の中を動かす力でした。

パワーの象徴や成功者の証などと考えられていた「お金」を得るために、人々が夢中で働き、自己犠牲をいとわず会社のために尽くすことが美徳とされていた時代です。

著者のyuji氏も例外ではなく、激務を続け、遂には体を壊してしまったと本書で語っています。

財を持つこと、多くのものを手に入れることに価値があるとされていた土の時代は、過剰に働くことは珍しくありませんでした。

しかし、風の時代は、形のあるものではなく情報など目に見えないものに敏感になり、豊かさを感じる時代になるとyuji氏はいいます。

世の中には、このことに気づき、経済力よりも心の豊かさを求めたライフスタイルにシフトしている人がすでに増えています。

これからは「労働」の概念すらなくなるのではないか、というのが筆者の考えです。

《風の時代に上手に適応して、良い人生を過ごす方法》

本書で筆者が指摘している通り、風の時代の価値観は、土の時代のものとはだいぶ様相が異なります。

したがって、土の時代の価値観を引きずっていると、風の時代に適応していくのはなかなか難しいでしょう。

新時代を上手に生き抜くためにまず必要なのは、土の時代からの「マインドセット」を変えることです。

本書を読むと、新時代の経済の担い手、時代を動かす主人公、ふさわしいワークスタイルなどがすべてわかります。

また、自分の星(出生時のホロスコープ)を知ることにより、どのように適応したらよいか、yuji氏からのアドバイスも得られます。

自分の性質を知り、流れに逆らわず、心にしたがい、自然に風にのることも時には重要です。

yuji氏は、星を読めば、時代がわかるといいます。新時代を生き抜くために、星からのメッセージをヒントに、思い切ってシフトチェンジすることも必要だと教えられる1冊です。

目次

  • プロローグ かわるせかい -原点回帰していく時代-
  • Chapter1 星を読めば、時代がわかる
  • Chapter2 今後200年間続く「風の時代」とは
  • Chapter3 風の時代に自分を最適化する方法
  • Chapter4 風の時代の生き方
  • Chapter5 [12星座別]新時代の波に乗る方法
  • エピローグ

一言コメント

大規模な自然災害、世界規模での新型ウイルスのまん延など、新時代への移り変わりに際して、私たちは想像もつかなかった出来事に遭遇しています。これからどのような時代になるのか、適応していくにはどうしたらよいか、本書を読めばヒントをもらえます。最終チャプターの12星座別ガイドも必見です。

注目の文章ピックアップ

・風の時代とはまさにその名の通り、強風が吹き荒れる世で、今まで私たちが(を)守っていたものが吹き飛ばされていく時代でもあります。

・私たち人類も地球や宇宙と共生する存在である以上、地球の呼吸、宇宙の意思を表した暦・律というものは完全に無視することはできないのではないでしょうか。

・そう考えるとこれからはもっと見えないものが大事となり、その価値が一層高まる時代になっていくようにも思えます。

・風の時代とは移動の時代であり、思想の時代であり、哲学の時代であり、“いろいろなものが型から脱却し、固定化されていないことを尊ぶ時代”だといえます。

・これからはそうして打ち出された個性と個性が繋がり、連携し、世界は多色で華麗なカレイドスコピック(万華鏡のよう)な世界になっていくのだと思います。

・逆にどれだけユニークな体験を体に刻み込んでいくか、どんな色を体に染み込ませていくのか。それがこれからの新時代のアティテュードのような気がします。

・私が思う未来予想図とは、これからの人類は人が本来持つ“センシング(感知)機能”を取り戻していくことにあると思っています。

・風の時代は知性・知恵・精神・スピリットというものが重要視され、more and moreからless is moreになっていくということから、これからは自分という器を徹底的に極めよう、深掘りしていこうという動きが顕著になっていくような気がしています。

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「風の時代」に自分を最適化する方法 yuji

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