人生で大事なことは5つだけ
大木 ゆきの(2015/11/20)

 

人生で大事なことは5つだけ

  • 著者:大木 ゆきの
  • 出版:光文社
  • 発行:2015年11月20日
  • 価格:1,000円+税
  • 頁数:141ページ
  • 評者:朝妻 詩織
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

「人生で大事なことは5つだけ」は、ブログやワークショップ講師、ラジオパーソナリティとしても活躍されている大木ゆきのさんがスピリチュアルな目線から人生で大事なことをわかりやすく解説している書籍です。

著者は幸せになりたいなら、ありのままの自分を受け入れ、すべてを宇宙にゆだねることが大切だと述べています。

人は完全であろうとして必死になったり、できないときには自分を責めたりします。
そのことで自分を苦しめたり、がんじがらめになると、さらに幸せからは遠のいてしまいます。
そうではなく、ありのままで「完全な存在」なのだと著者は繰り返し、自分は「完全な存在」だということを知ることから本書は始まります。

完全であろうと悪戦苦闘していた人が、そのことを受け入れるのは容易ではありません。
そのようなときは、両手を重ねて「私は完全です」と心の中で唱えるだけで潜在意識に刷り込めると言います。
他人の評価から価値観が生まれたなら、自分で自分は完全であるという理屈抜きの価値観を埋め込むことも可能なのです。

そのうえで、宇宙の愛についても述べています。
私たちは生まれてきただけで宇宙に対して貢献しているので、安心してすべてを宇宙にゆだね、やりたいことをやればいいということです。
やりたいことを手にするためにやっていた別にやりたくもないことをする必要もなく、幸せのサイクルに入れるとのことです。

さらに人の不安についても著者は言及しており、それさえも受け入れることを勧めています。
とことん不安材料と気の済むまで向き合って、頭が空っぽになってはじめて、不安から解放されると解説しています。
すぐに結果が出ないぶん、その境地に達したときには大きな成果が得られます。
不安になるということは、その宝を手に入れる機会を宇宙が与えてくれたということだそうです。

また何かを決断するときは、頭で考えこんで立ち行かなくなったりしますが、著者はそのときでさえ宇宙にすべてをゆだねることを勧めます。
頭を空っぽにして素晴らしき馬鹿となり、やりたいことからはじめることで、物事がうまくいくのだそうです。

素晴らしき馬鹿になり、やりたいことをするという自分を突き抜ける道を著者は示しています。
宇宙を信じ、自分の気持ちに従うことが自由で豊かな生活への道標となるのです。

この本で繰り返し述べられた5つの大事なことを身につけるために、具体的な実践方法も巻末には記されています。
この本に書かれていることは突拍子もないことではなく、誰でも実践でき、読むだけで前向きになれる内容となっています。
一時間もかからずに読めるので、お手元に置いていつでも読めるようにして下さい。

目次

  • はじめに
  • Chapter1 あなたは宇宙の最高傑作
  • Chapter2 目標はいらない
  • Chapter3 不安はダイアモンド
  • Chapter4 素晴らしい馬鹿であれ!
  • Chapter5 突き抜けろ!
  • Chapter6 5つの大事なことを浸透させるために毎日できるカンタンなこと
  • おわりに

一言コメント

宇宙という言葉がよく使われているため、一見難しいのかなと思いがちですが、おっしゃっていることはとてもシンプルなことです。
自分のやりたいことをするとき、一種の罪悪感のようなものを感じることがあります。
そんなときに「ありのままでいいんだよ」と背中を押してもらえる一冊です。

注目の文章ピックアップ

・一番大事なことは、ありのままのあなたを宇宙の傑作だと認識することなんです。

・たとえあなたが宇宙を恨もうと、憎もうと、愛することを決してやめません。

・どっちが得だとか、どっちをやるべきだとか、そういう基準は捨てる。これやったらどうなるとか、先のことも考えない。そんなことは全部宇宙にお任せしていい。あとは勝手に開けていきます。だから、今この瞬間から好きに生きていい

・不安はなくそうとしても、なくなるものではありません。逆に、不安の中に入っていくことは、やってこなかったかもしれませんよね。不安を避けずに、奥に進んでみれば、不安は真実という宝物に転換してしまうのです。

・「頭が主導権を握ろうとすればするほど、うまくいかない」

・考えても無駄なんだってことがわかっている。自分でどうにかしようとすればするほどうまくいかないと認識している。宇宙という無限なるものを信頼して、毎瞬、とことん魂に従いまくっていい。そういう「素晴らしい馬鹿」であれ。

・最大の苦難は、最大の転機であり、最大の好機でもあったということ。

・世間で常識と言われることなんて振り切って、燃え上がって、突き抜けて生きていい。

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人生で大事なことは5つだけ 大木 ゆきの

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