日月の未来記
北川 達也(2021/12/13)

日月の未来記 「日月神示」岡本天明の預言

  • 著者:北川 達也
  • 出版:COBOL
  • 発行:2021年12月13日
  • 価格:1500円+税
  • 頁数:283ページ
  • 評者:渋谷 尋
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

≪この世界を生きる預言書≫

本書の題名である「日月の未来記」とは、世の元の神様に降ろされた神示(ふで)を画家の岡本天明(1897-1963)が意図せず文字を書くという自動書記によって書かれた預言を「日月神示」と呼び、1944年から1961年に掛けて書かれた預言を抜粋したものです。
著者、北川達也氏の視点によって編集されたダイジェスト版で、今の闇の時代から喜びの時代である真のミロクの時代へ向け、生きる指針や改心となる言葉が書かれています。

≪全ては終わり、全ては始まる≫

「三十年、一切りぞ。」と1995年から2024年までの30年、世界はひっくり返えされ「三十年で、世の建て替え、致すぞ。」と示されています。

本書は2020年のコロナ禍を予言しており、私たちはコロナ禍によってひっくり返った世界でこれまでとは違う生活を余儀なくされました。本書によるとコロナは多くの人や一部メディア報道がつくる、群衆心理から生まれる悪神の仕業であり、さらに大戦に匹敵するほどの戦になると示されています。この戦とは人の殺し合いばかりではない大戦であり、精神的な戦いということが書かれています。また、コロナ禍は心の病気でもあり、予測もしなかった緊急事態が現実となり、なにかものを言うと、反対意見に対しては、デマや陰謀論、うそなどと一言でかたづけられて、議論ができなくなってしまいました。
今の私たちには、仲良く、相談し、話し合い、議論し、判断力をやしなうことが大切であると書かれています。

さらに、「人民の命を、正しく育てることが、一番の喜び。人民と申すものは、神の喜びの、全き、現れであるぞ。」と示し、神様は人に自然免疫を与え、病気を必要以上に怖がらずに、日々喜ぶことによって、命を育て、自然免疫を高めていく道があるということを書かれています。
そのために、「お人よしでは、ならんぞ。それは、善人では、ないのざぞ。神の巨民ではないぞ。」お人よしの方は、「大切な人や家族を守るために」という理窟に弱いもので、そのような言葉をうのみにすることなく、批判力をもって精査したうえで、受け入れるかどうかの判断が必要と書かれています。

また、2020年の前後10年は正念場であり、建て替え、立て直し、世界の大洗濯が始まり、富士の噴火や政治の腐敗などがあるのですが、打つ手はあると示されています。現在は、人の幸せを考える人たちが下にいて、じぶんさえよければいいという人たちが上にいます。上の人たちの改心があれば大難は小難へと変わると示しています。

≪これからの生き方≫
2024年からは「神界の紀の年」になり、「花、咲くぞ。結構な花、三年。その後、三年であるぞ。二(次)の三年、めでたやなあ、めでたやなあ。」と示し、2024年を1年目として2026年までに結構な花は咲き、「その後、三年」である2029年からは真のミロクの世となります。
真のミロクの世とは、不足、無く、嬉し嬉の世のことで、富士は晴れ、真の政治が始まり、無理に、働かなくても楽に暮らせ、みなが不足、無い、光の世となると示しています。

真のミロクの世を迎えるために私たちが今できることは、日頃の真心を持ち、人を助け、人に頼らず自分の道を切り開き、それぞれの人に与えられた役目を果たすことです。そして、いかなる時も素直に嬉し嬉し。の気持ちを持って、真のミロクの世へ向けて改心していくことです。

目次

    • 始めに
    • 第一の扉 神の御手にあった光りの神示
    • 第二の扉 2020年から、七六かしい世
    • 第三の扉 今、胸突き八丁、フンドシしめよ
    • 第四の扉 薬は、毒に、なることもある
    • 第五の扉 悪の総大将、天変地異、一厘
    • 第六の扉 数の、富士と、鳴門の仕組
    • 第七の扉 世の元の生神様の仕組
    • 第八の扉 2024年は、神界の紀の年
    • 第九の扉 神様の御用のために
    • 第十の扉 大奥山の大御神業と縁
    • 結び

一言コメント

預言書と聞くと少し怖くなってしまいますが、本書はコロナ禍を経て、世界は喜びの時代がやってくると書かれていました。現代から喜びの時代まで、これからの生き方や改心の方法が書かれておりとても参考になります。嬉し嬉し。と過ごすこと。それが今の私たちに必要なことです。

注目の文章ピックアップ

・小さいことは、それぞれの神に、聴いてくれよ。

・世が、だんだん、迫って、悪くなるように、申しているが、それは、局部的のこと。対局から、見れば、よきに、向かって、弥栄えているぞ。

・まだまだ、悪魔は、えらい仕組み、しているぞ。神の国、千切りと、申してあるが、たとえではないぞ。

・そなたは、お先、真っ暗じゃと、申しているが、夜明けの前は、暗いものぞ。暗い闇のあとに、夜明けが来ること、わかっているであろう。

・論より、実地、見て、早う、改心結構。何事も、苦労なしには、成就せんのざぞ。

・世の元と、申すものは、天も、地も、泥の海でありたざぞ。そのときから、この世、始まってから、生き通しの、神々様の御働きで、五六七(ミロク)の世が来るのざぞ。

・この道、貫かねば、世界は、一平に、ならんのじゃ。縁、ある人は、勇んで、ゆけるのじゃ。神が、守るから、おかげ、万倍じゃ。

・自分以外の、もののために、まず、行ぜよ、奉仕せよ。嬉し売れしの、光り、差しそめるぞ。

・よき代に、なりたら、神は、もの言わんぞ。人が、神と、成るのざぞ。

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