あなたにいま必要な神様が見つかる本「ごりやく別」神社仏閣めぐり
- 著者:桜井 識子
- 出版:株式会社 PHP研究所
- 発行:2019年7月2日
- 価格:1,400円+税
- 頁数:271ページ
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
「試験に合格しますように」、「病気が治りますように」、「結婚できますように」など、私たちは神社やお寺にお参りする際に、さまざまな願掛けをします。もちろん、基本的にどんなお願いをしても大丈夫なのですが、実は神様にも得意分野があり、得られるごりやくにふさわしい神社仏閣を選んで参拝すれば、より願い事が叶いやすいと筆者の桜井識子氏はいいます。
《専門性が高い神仏が存在する》
本書の筆者である桜井識子氏によると、特定の願掛けに対して専門性が高い神仏は確かに存在し、さらに相性がよければ驚くほどのごりやくを得られるといいます。筆者は祖父母の影響で幼少の頃から神仏や霊の存在を身近に感じながら育ち、自身も厳しい修行を重ねて、神仏や自然霊などと会話ができる能力を身につけた人物です。その筆者が実際に神社仏閣を訪れて、その場所に祀られている神様や、神様の使者である眷属(けんぞく)から直接聞いた話なので、説得力があります。
神社仏閣を訪れると、「家内安全」、「無病息災」、「学業成就」などの御神徳について紹介されていることが多いので、願いを叶えやすくするには、得られるごりやくにふさわしいスポットを選ぶのがおすすめです。
《「◯◯運」に強い神社仏閣がわかる》
本書では、「勝負運」、「金運」、「人間関係運・恋愛運」など、合わせて6つのカテゴリーに分けて、それぞれに強みのある神社仏閣が紹介されています。日本の北から南まで、全国各地のごりやく別のスポットが紹介されているので、自分に合った場所がきっと見つかるでしょう。本書を読むことで、仕事やビジネス運・合格祈願・必勝祈願などは勝負運に強い神仏、家内安全・円満な人間関係・縁結びなどは人間関係運・恋愛運に強い神仏といったように、叶えたい願いにふさわしい神社仏閣がすぐにわかります。
本書で紹介されている神社仏閣は、筆者が実際に足を運んだスポットばかりです。また、そこに祀られている神様や眷属に、得られるご利益を直接たずねているので、内容に真実味があります。
さらに、個々の神社で得られるごりやくだけでなく、そこに祀られている神様や使者として働く眷属の姿、パワースポット、おすすめの参拝方法や注意点なども紹介されており、実践に役立つ内容です。
《願い事が叶いやすくなる神社仏閣参拝のポイント》
神仏に願掛けをするときは、基本的にどんな内容でもよいと筆者はいいます。しかし、専門性の高い神仏が存在し、自分の願いにふさわしい神社仏閣を参拝することで、より叶いやすくなるとも主張しています。したがって、どうしても叶えたい願いがある場合は、特定の願掛けに特に強みを持つ神仏を訪れるべきでしょう。人生をより良い方に向かわせるためにも、ごりやく別にいくつかの神社仏閣を知っておくことが大切だと筆者はいいます。
一方、神社仏閣には相性があり、得られるごりやくの効果は個人差があるともいっています。つまり、相性が良ければ、とてつもないご利益を授かる可能性も秘めているのです。まずは本書を読み、気になったスポットから訪れてみてはいかがでしょうか。
目次
- はじめに
- 第1章 「勝負運」に強い神仏はココ!
- 第2章 「金運」に強い神仏はココ!
- 第3章 「人間関係運・恋愛運」に強い神仏はココ!
- 第4章 「健康運」に強い神仏はココ!
- 第5章 「福運」に強い神仏はココ!
- 第6章 「その他のごりやく」に強い神仏はココ!
一言コメント
筆者が実際に足を運んだ神社仏閣で、神様や眷属などと直接話しをしたときの会話の様子が詳しく書かれており、興味深い内容です。神道や仏教に詳しくない方でも気軽にスラスラ読めます。ごりやく別にぴったりの神社仏閣が紹介されているので、自分が行くべきところが必ず見つかります。
注目の文章ピックアップ
・ほとんどの神仏は、どんなお願い事をしても大丈夫です。特定の願掛けにしかごりやくがないということはありません。
・ただ、専門性が高い神仏というのは、たしかにいます。
・神社仏閣には相性がありますから、誰でも同じように抜群の効果があるという保証はできません…が、しかし、相性があるからこそ、人によっては驚くほどのごりやくがもらえるわけです。
・そのようなわけで、ごりやく別にいくつかの神社仏閣を知っておくことは、人生を好転させる意味で、大切なことだと思います。
・「神社仏閣は行ってみなければわからない」という言葉を、私はブログを始めた当初から言ってきましたが、今回この神社を参拝して格言にしようかと思ったくらいです。
・他にも必要としている人(特に闘病中の方)がいるかもしれないので、みんなで分けましょうね、という精神を持つと神様に喜ばれます。
・神様が言うには、どんなに苦しいことがあっても、どんなにつらいことがあっても、笑
顔を忘れてはいかん、とのことです。
・それがなぜ大切なのかと言いますと、どんなに苦しいめに遭っても、つらいめに遭っても、ニコニコしている…そんな人に「魔」は長く憑かないからです。
・ここだけのお話ですが、新人の神様は掘り出し物というか、お得です。なぜなら、一生懸命にお仕事をして下さるからです。
・「複雑な社会になると、“神の助け”が必要である」