死んだらどうなるの?
桜井 識子(2019/11/1)

 

死んだらどうなるの?

    • 著者:桜井 識子
    • 出版:KADOKAWA
    • 発行:2019/11/1
    • 価格:1,500円+税
    • 頁数:247ページ
    • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

大事な人に心のこもった供養をするためにも、いつかあちらの世界に帰る自分のためにも、死後の世界について知っておくのは大切なことです。本書では死後の世界への行き方や魂の進路、身近な人が亡くなったときに覚えておきたいことなどが解説されています。

<<死後の世界に行くまで>>
人は今世での寿命をあらかじめ自分で決めて生まれてきます。そしてその寿命を全うすると、あの世へ帰るときがやってきます。
寿命が近づいてくると全くの他人が一人あるいは複数人でお迎えに来たり、お迎えが来なかったりと様々です。
お迎えが来ても来なくても、そういうものであると知っておくと慌てることもなくなります。
また、親しい人や神への挨拶は、亡くなる前の生きている時に行います。時期は当日から一週間前などそれぞれですが、魂が自由に動けるうちに、挨拶をしたい人に会いに行きましょう。

<<死後49日の世界>>
亡くなった後、魂は49日間現実界と重なった幽界に存在します。成仏するまでのこの49日間は、悩みも心配事も何もない状態で、その人のよいところばかりの性格になります。そして残した家族や友人に対して感謝の気持ちのみを感じます。愛情を持ち、心からの感謝をして、人生の最後を満喫します。

<<迷わず成仏するために>>
スムーズに成仏するために注意すべき点は以下の三点です。
・現実界に心配事や不安、憎しみを残しておかない。
・死後の世界はあると信じる。
・成仏するには光が見える方向へ向かうということを知る。

<<成仏界について>>
光の方へ歩いて行き、成仏界への扉から一歩足を踏み入れると成仏したということになります。
祖父母や両親、友人など、会いたかった人が全員で歓迎してくれ、とても心地の良い空間です。
また、今世でずっと見守ってくれていた守護霊との反省会で、人生の出来事の意味を知ることができます。
成仏界では好きなことをして過ごすだけでいいのです。

<<魂の進路について>>
成仏界で魂が癒され磨かれると、いよいよ魂が次の道へと進むときです。
・輪廻転生コース
・高級霊界で仕事をするコース
・神様修行コース
・仏様修行コース
最も選択する人が多い、再び人として人生を歩む輪廻転生コース、守護霊になる高級霊界コース、修行が大変な神様・仏様コースの四個の中から自分の好きな進路を選ぶことができ、また、コースは途中で変更することも可能です。
成仏界で磨かれた自分の魂に従って選択しましょう。

<<成仏した魂への供養の方法>>
別の人に生まれ変わっても、高級霊界に行っても、この世からの供養はいつまでも相手に届きます。
供養の際に気を付けるポイントを押さえておきましょう。
・お葬式は本人の馴染んでいる宗教で行う
・納骨は死後49日以内に行う
・年忌供養は必ずする
基本的に成仏した相手がこちらの世界の人に何かを求めることはありませんが、故人のために上記の点は注意した方がいいです。

死後の世界をきちんと理解しておけば、身近な人の死を悲しむことも、自分の死を恐れることもなくなります。
そして、小さな幸せがたくさんあった人生だったことに気がつき、自分の人生に感謝の気持ちを持ってあちらの世界に帰ることがでるのです。

目次

  • はじめに
  • 第1章 死んだらどうなるの?
  • 第2章 魂のコミュニティに帰る
  • 第3章 魂の輝かしい未来
  • 第4章 親しい人があちらの世界に帰ったら
  • 第5章 こちらの世界で安心して生きる
  • おわりに

一言コメント

死後は天国か地獄に行くくらいのざっくりとしたイメージしか持っていませんでしたが、死の意味、死後の世界について、死後の過ごし方など、順を追って詳しく知り理解することができました。
これまで死はネガティブなものであると思っていましたが、人生が完結するための大事なステップであると感じるようになりました。

注目の文章ピックアップ

・人間は覚えていないだけで、生まれる前に今世の寿命を”自分で”決めています。適当に決める人はいなくて、ちゃんとその人の人生計画に基づいて決めた年数です。

・人生は温泉みたいな感じでしょうか。長くつかっている人もいれば、早々に出る人もいる、人それぞれなのです。そして寿命は自分が決めているので、たとえ人より短くてもまったく不幸なことではありません。計画通りなのです。かわいそうに思ったり、不憫だと憐れむことは、逆にあちらの世界に帰ったその人を悲しませます。

・恨みや、無念であるという強い念を抱いたまま亡くなった人は別として、一般的に人間は死ぬと負の感情(怒り、嫉妬、傲慢、意地悪、優越感など)が、薄くなります。(完全になくなる人もいます)。心配事、不安、悩みなどもキレイに消えますから、ほとんどの人はとても穏やかな優しい性格になります。

・命日やお彼岸はパスしてもなんの問題もありません。お盆も…パスしたとしても故人にダメージはありません。しかし、年忌をパスするとそのサポートを待っていた故人からすると、ものすごいダメージになるのです。ですので、年忌だけは忘れずにしてあげたほうがいいです。

・仏様が仏像でそうしているように、ご先祖様もその道を通って位牌やお墓から姿を現し、そこから子孫を守り、持っているパワーも使います。

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死んだらどうなるの? 桜井 識子

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