成功している人は、なぜ神社に行くのか?
- 著者:八木 龍平
- 出版:サンマーク出版
- 発行:2016年7月11日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:341ページ
- 評者:小野睦子
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
科学者でもあり霊能者でもある著者、八木 龍平によるスピリチュアル本「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」の書評です。
神社の「神さま」と上手に付き合ってご利益・ご縁をいただき成功するーー。
そのための方法を、科学者らしく統計データをもとにした客観的な解説と、筆者の霊能者としての強みを生かした”触覚”との2つの観点からアプローチしています。
本書での「神さま」とは、神社の参道を吹き抜ける”風”を指しています。
この”風”こそが神社の神さまの正体なのです。
過去に筆者の人生を変えた出会いがありました。
2008年2月頃のこと、初めて神社の神さまとコンタクトをとった筆者。
自宅のベッドに龍神がやってきて、その尋常でない強い”気”を感じました。
この不思議な体験を通して、筆者の神社との関わり方が大きく変わっていきます。
「神社はみんなで成功するところ」なので、「周りがよくなれば、自分もよくなる」、そういう知恵であり力である神社というものを深く知っていくために本書を活用してほしいといいます。
自分だけが成功したいという人には本書は役に立ちません。
また本書のアプローチの一つである統計データによる考察では、「神社には成功と幸福を実現するなにかがある」そう確信するだけの統計データが示されている論文が紹介されています。
一般の読者にもわかりやすいよう論文の内容を端的にまとめてくれており、つまるところ「神社・お寺がある地域は、ない地域に比べて、人は地域に愛着を持ちやすい」という結論が導かれた論文です。
論文の統計データが示すように地域への愛を生む神社、つまり神社は「愛の生産工場」です。
この”愛”がとても重要で、人のパフォーマンスを高めてくれる愛を育む神社だからこそ、神社参拝は成功につながるのです。
そして、神社の神さまも「ひいき」します。
神社の神さまにも感情があり、より神さまから愛されようとするならば、神さまをよく知ることが必要なのです。
具体的には、参拝しようとする神社の歴史を少しでも勉強しておくことで参道を吹き抜ける「神の風」の吹き具合が全然違ってきます。
仕事で大きな役割を担っている人ほど、大手の神社へ参拝し、自分が社会のためにコミットすることを宣言すると、神の風にのって成功をいただけます。
一方、日常の小さな悩み事など細かい事も請け負ってくれるのは地元の鎮守の神社なのです。
その他にも、神社参拝で成功するための具体的な方法や、神社というもののとらえ方を詳しく解説してくれています。
目次
- プロローグ
- 第1章 成功している人は知っていた、神社に仕組まれた秘密の力
- 第2章 知らなきゃもったいない!神さまとご縁が深まる祈り方のルール
- 第3章 世界を動かす見えない仕組み
- 第4章 神社式コミュニケーションで仕事も人間関係もうまくいく
- 第5章 人生を加速させる次元上昇を起こそう
- エピローグ
一言コメント
私たちの身近にある「神社」。
年末年始のお参りや観光で参ることはあっても、日常的に神社へ参拝する習慣はありませんでした。
しかしこの本を読んでみると、神社へ行ってみようかなという気になってきます。
誰でも感じることができるという、神社にいる「神」。そこに触れてみたいと思わせてくれる本です。
注目の文章ピックアップ
・神社には「意思のある知的生命体」がいて、世界に大きな影響を与えている。
・あなたはもう、神さまに目を付けられてしまっている!?
・神社の神さまは、世の中をよりよくする「成功していく人」を増やすために、いよいよ大きく動き出しているのです。
・神さまは「参道の真ん中を吹き抜ける風」にのって、サーファーのように、僕たちのもとにやってきますよ。
・日本を動かした天下人は必ず神社に参拝している。
・天下人や大企業の創業者たちのように、神社の特別さを理解している人は神さまのバックアップをえて、確かな活躍をしています。
・境内にある川は、渡るとやはり違う次元に行くことが多いです。
・ご縁の深い「マイ神社」をつくる。
・生まれ育った土地の波動は、自分に大きな影響を与えます。
・年2回は神社に参拝しておけば、年収1000万円以上~1500万円未満の人程度には幸福になれる!
・50歳前後になると、女性も男性も見えないエネルギーの転機を迎えます。
・「問い」をもつと、答えが「世の中から」「偶然のタイミング」で返ってくるのです。