サムライ開運法
土御門兼続(2024/2/25)

サムライ開運法 秦氏の秘儀・2600年の封印を解かれた運の底上げ術! 2024版

  • 著者:土御門兼続
  • 出版:ヴォイス出版事業部
  • 発行:2024年2月25日
  • 価格:1,600円+税
  • 頁数:194ページ
  • 評者:宮村 凌
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

古くから天皇家を守護した氏族の奏氏の末裔であり、深草秦氏祭司兼統理、高千穂天野磐境大社宮司氏を務める土御門兼続氏。秦氏の末裔であり、幼少から古神道と陰陽道および体術の教えを受けた最後の侍が、一族のみに口伝される「侍が守り続けていた開運術」を公開した貴重な一冊です。

<<「運」は才能の1つ>>
私たちはそのほとんどが、「運は偶然性に頼るもの」だと解釈していて、「運がいい」ということは自分にとって良い偶然に遭遇する確率が高いことだと認識しています。しかし、侍は「運も才能の1つ」だといいます。たとえば、秀でた読み書きや計算能力、医術や刀術などの専門知識や技能・技術を持っているものを「才能がある」と評価するのと同じように、「運がいい」ことも才能の重要な要素の1つだと捉えているのです。

<<サムライ開運法とは>>
サムライの開運法とは、「運」を才能の1つとして意識的に育てる方法のことです。自分たちの運を一層強めることで、困難で厄介な問題の解決に役立てます。サムライ開運法は、祝詞や霊符(お札)、パワーストーンなどを用いた開運対策ではありません。モノやツールを必要とせず、方位と日時だけを使って開運が可能な、画期的な方法で開運法なのです。侍が定義する開運は以下の3つに集約されます。
① 大難を避ける:流れが断ち切られることを避ける
② 平穏平安を招き入れる:急激な成長を期待せず、循環的な拡大と収縮を繰り返す
③ 豊かさを広げる:社会や地域全体に必要なものが供給される
このような意識を持って「必要なものを必要な時期にきちんと受け取れる体制と心構えを育む」ことを開運とし、そのために「運が良くて当然」という土台を作るのです。単発で大きく良いことが起こることを望むのではなく、良い運の流れの中に入って慣れ、その流れを強く太くしていくことを習慣とし、鍛錬していきます。

<<シンプルな開運法>>
サムライ開運法にはさまざまな方法がありますが、誰もが手軽に取り入れられる最もシンプルな方法が、一般的に知られるところの「祐気取り」や「吉方位取り」です。具体的には「2時間以上かかる該当する方角に移動し、その場に2泊3日する」というものです。たとえば、南方位が「大吉」だとすれば、現在いる場所から南に2時間以上かかる場所に移動して、その場所で2泊3日します。そして、滞在場所には21時までに到着することや、宿泊する部屋に一度入ったら、21時から翌日の1時まではその部屋に必ず滞在するといった決まりを守ります。ただし、日中などの時間帯は移動をしても問題はないので、仕事や観光でその土地を楽しんでも構いません。これを2泊3日以上続けることで、運を育てることができます。この方法が最も簡単で、日常的に取り入れられる開運法です。もちろん、この他にもさらに効力の高い方法が多数あり、侍はその時によって使い分けながら、日頃から開運法を活用していました。

<<運は使うほど良くなる>>
サムライ開運法を意識して運を育てることで、「運」という才能をいつでも発揮できるようになります。その他の能力のように、運も地道に鍛錬することで強くしていけるのです。「運は使えば使うほど良くなる」ものですので、日々の実践を通して望む結果を必要なときに受け取れるようにしましょう。

目次

  • はじめに
  • 1章 サムライ一族のルーツと真の侍について
  • 2章 ラストサムライとしてのこれまでの私の道のり
  • 3章 侍たちが密かに用いてきた「サムライ開運法」」とは
  • 4章 サムライ開運法 立向日盤・座山日盤一覧表
  • おわりに

一言コメント

本書を読むと、「運」についての解釈を改めて理解できます。侍が「運」をどのように捉えていたのかを知ること、「運」は使えば使うほど良くなるということがわかるでしょう。実践的な運の上げ方が解説されていますので、すぐにでも活用できます。偶然や神頼みではない「本当の開運方法」を知りたい方におすすめの一冊です。

注目の文章ピックアップ

・要するに、侍を定義するなら、「古神道(古道・御道)」と「陰陽道」と「武術(體術)」の3つを会得し、極めたものだけが侍と呼べるのです。

・そして、古神道と陰陽道を扱うものとして、気力と精神力を保つ身体の維持に「武術(體術)」が存在するという関係性になります。

・しかし、侍は「運」も「才能の1つ」と捉えています。

・多くの人は、運とは「生まれ持った宿命」のようなものであり、自分では変えることができないものだと思っているようですが、実は、運も意識して活用することで、より強い運に育っていくものなのです。

・その意味において、侍の定義する開運とは、「①大難を避け、②平穏平安を招き入れ、③豊かさを広げる」ということになります。

・そのためにも、まずは、「運が良くて当然」という運の“土台作り”を行う必要があります。

・開運とは“単発で大きく”望むのではなく、良い運の流れに入って慣れながら、その流れを強く太くしていくことが大切であり、また、これを習慣としていくという鍛錬を行うことでもあるのです。

・実際に、鑑定を通じて感じることとして、「運は使えば使うほど良くなる」ということをご存知でない人のほうが多いのが現状です。

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サムライ開運法 土御門兼続 ヴォイス出版事業部

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