妻に龍が付きまして…
小野寺S 一貴(2017/3/23)

 

妻に龍が付きまして…

  • 著者:小野寺S一貴
  • 出版:東邦出版
  • 発行:2017年3月23日
  • 価格:1,389円+ 税
  • 貢数:279ページ
  • 評者:津田真
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

本日ご紹介する一冊は、著者の小野寺S一貴さん夫婦が体験した実話に基づくスピリチュアルな開運書です。著者夫婦は、龍神ガガが教える「龍神に願いを伝える術」を実践して、人生が驚くほど好転し、幸せな日々を送っています。
幸せへのきっかけは、妻のワカを子供の頃から守ってきた‘龍神ガガ’の存在に、ある日、妻が気づいたことにあります。著者は、妻を通じて‘龍神ガガ’との対話を始めます。
龍神ガガは、著者の質問に答える形と課題を与える形で、神様に好かれるためのヒントを与えます。ヒントから、著者は妻ワカとともに考えて、神様に好かれるためにすべきことを龍神に答えます。正解して褒められたり、見当違いの答えに叱られたりしながら、次のヒントを与えられ、少しずつ、日常生活の中で神様に好かれ、神様の助けを受けるための方法と理由を見つけていくのです。
その1つが、神様に願いを叶えてもらうための方法です。
神様は、人間の真剣な気持ちでの祈りと、成長しようと行動している魂が大好きで、それを受け止めることで、神様もまた力を強くして成長するのです。ですから、神様も叶えてあげたいと思っています。願い事は神様にわかるように、具体的な言葉を口に出して、本当に叶えたいことだけを伝えましょう。それと、ただ願うだけで神様に依存するだけの人間には、神様は手助けすることはありません。神様は、前向きな人間だけを手助けします。行動しない人間は助けません。ですから、願うだけでなく、自分の力で叶えるために行動することが大切なのです。
龍神との対話を続けるうちに、著者は、妻のワカが子供の頃から龍神に好かれ、守られてきた理由を知ります。そして、自分に龍神がついていない理由と、神様が願いを叶えてくれない理由にも気がつきます。自分は、視野が狭く、人の意見を聞かず、自分のことしか考えてこなかったからだったのです。
さらに著者は‘龍神ガガ’が、神様に好かれる方法を直接教えず、ヒントだけ与えて考えさせてきたのは「神様に好かれてない自分を神様に好かれる自分にし、他人を受け入れる素直な気持ちの持ち主に変えるための…」トレーニングだったことにも気づくのです。

目次

  • プロローグ
  • 第1章 “龍神とコンビ成立”で、あなたの可能性は無限大
  • 第2章 龍神を信じ、頼ってきた日本人
  • 第3章 龍神が力をくれる理由。神社×神様×人間の驚きの仕組み
  • 第4章 実践! 龍神とつながるための条件をクリアしよう
  • 第5章 龍神に好かれる人、嫌われる人
  • 第6章 龍神が魅了される日本人の心性
  • あとがき

一言コメント

著者の体験を例に、神様に好かれるために実践すべきことを分り易くガイドしているスピリチュアル本です。特に、著者が龍神から聞き出した「神様に願いを伝える術」は、厳しい修行も必要なく、こんなに簡単でいいのかと驚きです。ユーモラスな会話形式なので、気軽に楽しく読みながら開運の秘訣を理解できます。

注目の文章ピックアップ

・我々龍神や神様の世界、妖精や天使の世界、死んだ人間の世界がある。それに人間の世界だ。これらはすべて同じ宇宙という箱の中で共存しておるのだ。もし、そのひとつが弱ってくるとほかの世界まで弱ってしまう。運命共同体なのだ。だからほかの世界が危なくなったらみんなで助け合わなきゃならんのだ。
・そして、人間の世界は神様の助けをもらって繁栄し、神様もそれに対する感謝の祈りで力をもらっていたのだ。つまり、お互い支え合っているのだ。
・神様は人間の“祈り”と成長する“魂”を食べて腹を満たし、強く大きくなる。満腹になれば幸せを感じんかね?するとその満腹を与えてくれた人間には褒美として幸運がやってくる。
・我々龍神はよりウマい魂を求めて、成長したいと望む人間を助ける、ただそれだけなのだよ。人間が成長したいと望み、行動する限り、我々はその人間を助けるのだ。龍神もそんな人間に助けられている存在なのだからな。
・そこに転がっている石にも神が宿る国、感謝の心を忘れない民族だから我々龍神も日本が好きなのだ。そして龍神を意識する人間が増えれば、我々も俄然やる気が出る。
・日頃から汚れたところを掃除するとか道にゴミが墜ちてたら拾うとか、禊ぎの練習をしたまえ。それにそういうことをすると神様の覚えも良くなるがね。神様に好かれたければ、せっせと徳を積みたまえ。
・いくらつらくても自分自身で越えていくしかないのだ。我々も、その環境から抜け出そうとする努力を助けるだけだがね。しかし、生き方は、『運命』は変えられる。我々はその手伝いはできる。
・我々は自分で行動するヤツしか助けられんがね。自分がやりたいと思ったことを行動に移す勇気があるかってことだ。それで仮にうまくいかなくたって、自分で決断したことは必ず良い人生につながる。我々はそういう魂を望んで探しているのだ。
・我々はスピードが好きなのだ。悩んでいる暇があったら、まず行動に移す積極的なヤツが大好きなのだよ。
・願いは自分で行動して叶えるものだ。我々はその道を整えてやることはできるが、その道を進むのは人間自身。
・よく引き寄せ本とかに「オーダーに制限はない」なんて書かれているが、まさにその通り。龍神にも神様にも制限がないのだ。そしてその願いが叶うと「他人が喜ぶ」「親が喜ぶ」という他者の幸せにもつながるものなら、なおさらその実現への後押しは強くなる。
・人の願いはさまざまだが、僕たちの話を聞いて龍神が付いてくれた仲間はそれぞれに願いが叶っている。

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