越智啓子と古屋ネネの天使とつながる生き方
- 著者:越智 啓子 古屋 ネネ
- 出版:マキノ出版
- 発行:2018年3月20日
- 価格:1,300円+税
- 頁数:158ページ
- 評者:伊藤正道
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
「越智啓子と古屋ネネの天使とつながる生き方」は、著者のお二人がそれぞれの神秘体験を語り合い、自分の守護天使と出会い、見えない世界と繋がり合って生きる豊かさを、確かめ合うと同時に読者に伝えた書籍です。
越智啓子さんは精神科医で、笑い療法、過去生療法、クリスタルヒーリングなどを取り入れた新しいカウンセリング療法を行っています。古屋ネネさんは、九州気功協会会長を務める気功の指導者で、天使の絵とご自身の詩を組合わせた「エンジェルカレンダー」の制作でも有名です。
《天使が導いたお二人の出会い》
越智さんは、医学を学んだ精神科医ですから、当初、天使や目に見えない高次元の霊的な世界などの、神秘的存在には懐疑的でした。しかし、自分の目に浮かぶ天使や生まれる前の過去生の思い出が、幻でないと確認できる経験を繰り返すうちに、そのような神秘的存在の実在を確信するに至りました。
そして、古屋さんがパニックに陥った気功の生徒さんを越智さんのクリニックに連れて行き、その生徒さんが見事に回復したことからお二人の交流が始まります。
《過去生の記憶と神秘体験》
古屋さんは気功を始めて三か月で教室をまかされるほどに上達しますが、越智さんによるとこれは、古屋さんが過去生で中国に生まれ、気功を経験していたからだということです。
古屋さんの神秘体験のハイライトは、2000年に参加した北極へオーロラを見に行くツアーで、オーロラと同時に空に美しい天使を見たことでした。ツアーに参加した五人全員が見たので決して幻ではないそうです。
《天子は幸運を運んで来る》
お二人は、その後も神秘体験を繰り返し、天使との交流を深めます。天使とつながると、良いことばかりが起るとお二人は言います。
最初の段階は「スムージング」といい、飛行機に乗り遅れそうになって慌てて空港に駆けつけると、飛行機の出発が遅れているとか、ちょうどいいタイミングでバスが来るとか、幸運な偶然が続きます。
次の段階は「セレンディピティ」で、欲しい物が都合よく手に入るようになります。どうしてこんな所に、と思うような場所で、ピッタリの物を売っているのを見つけたりするそうです。天使が動くと、とんとん拍子に物事が動くとお二人は言います。
天使と交流を持ち、生まれ変わりや霊的な世界の実在を知ると、終には死ぬことが怖くなくなるそうです。越智さんは、未来は永遠なので未来への不安や死に対する恐怖はないと言っています。
天使と出会うチャンスは誰にでもあるそうです。天使はサポートしてあげている人のことが大好きで、つながりたいと思っているので、それをキャッチできれば、幸運が続き幸せになれるので、それを多くの人に体験してもらいたいというのが著者のお二人の願いです。
目次
- はじめに
- 第1章 多次元的に物事を理解できる時代の到来
- 第2章 過去生療法、気功、そして天使
- 第3章 天使たちはそこにいる
- 第4章 天使とつながる生き方
- 第5章 天使がもたらした再会
- おわりに
一言コメント
著者お二人の実体験が多く語られているので、具体的でわかりやすくなっています。対談ですから読みやすく、お二人の口調から楽しさが伝わります。天使に出会いたくなった人には、呼吸法や瞑想法、心も体も「ゆるゆる」になど、天使とつながるためのヒントも書かれています。
注目の文章ピックアップ
・日本は世界の大陸の縮小版なんです。北海道は北米、本州はユーラシア大陸、四国はオーストラリア、九州はアフリカ大陸と相似形です。
・「才能=過去に体験したこと」なんです。才能があるといわれたら、今回の人生でやったことがなくても、過去生で体験しています。
・天使はよくキリスト教のものだと思われているけど、そんなことはなくて、イエス・キリストが誕生する前のメソポタミア時代に作られた石のレリーフに、すでに大きな翼を持った大天使が描かれているんです。古代エジプト時代の石にも天使が刻まれたものがあります。
・自然を喜んだり、いきていることを喜んだり、日々色々なことを喜ぶと、天界も天使も喜んで、喜んだ人に感応するのではないでしょうか。そうすると、天使や天界とも通じやすくなるように思います。
・右肩の上のところに自分専用の守護天使が必ずいますから、ちょっと肩のあたりをさわってみるのもいいです。
・もともと私たちはみんな光だったんです。光とは何かをもっと知りたくて「私」が生まれました。
・生まれ変わりはとてもラッキーなことなんです。そんなにみんなすぐ生まれ変れないので。