神を守り、神に守られて幸せをかなえる生き方
木村 藤子(2017/8/8)

 

神を守り、神に守られて幸せをかなえる生き方

  • 著者:木村 藤子
  • 出版:学研プラス
  • 発行:2017年8月8日
  • 価格:1,200円+税
  • 頁数:200ページ
  • 評者:森木 美恵
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

この本は青森の霊能者としてテレビで一躍有名になった、木村藤子さんの「神を守り、神に守られて幸せをかなえる生き方」です。
不幸の原因となる「気づきの不足」から始まり「神を守り、神に守られる」生き方の大切さについて書かれています。

本書は木村さんが神と相談者との間で感じるようになった、
「気づきの不足」「願いを叶えること」「神とのつきあい方」ということを7つのパートに分けて説明する構成となっています。
気づきの不足をどう修正するか?願いが叶わないのはどうしてか?神とはどのように付き合っていくべきかを解説しています。
努力しているけれどうまくいかない。願い事がなかなか叶わない。
宗教や神様とはどうやって付き合っていくべきなのか?と考えている人に方向を示してくれる一冊です。

《まずは気づくことが不幸を遠ざける》
木村さんは多くの相談者を見るうちに、ある共通点に気づきました。
それは相談者の多くが自己中心的で他の意見を取り入れられないことです。
またその起因の一つに親からの教育、知識不足の連鎖もあるということでした。
どんなに学業優秀でも自分自身の知識不足に気づけなければ、心の不足は止められず子供にまで連鎖させてしまいます。
幸せを決定づけるのは、この不幸の連鎖を断ち切れるかにかかっていると木村さんは見ています。

《断ち切るべきカルマ》
またこのような不幸「カルマ」の連鎖を断ち切ることが、同じ罪を連鎖させてきた先祖の供養となるそうです。
気づき不足の連鎖は迷信などに由来することもあります。
それらを終わらせるには私たち自身が知識と判断力、理解力をつけ、正しい判断する力をつける必要があると木村さんは語ります。
これらの不幸を私たちの代で気づかなければ、再び次の代にまで不幸は連鎖してしまうことになります。

《願い事と神を守り神に守られることの繋がり》
私たちの姿を神は見ています。私たちが願い事をするとき、神は私たちの成長に繋がることでなければ叶えません。
親が子を見守るよう神は私たちを見守るのです。そして私たちは親である神が恥ずかしく思わない人間でいることが大切です。
無理する必要はないけれど傲慢にもならぬよう、親を持つ子としてできる範囲の行動をすること。
そうする事で神に守られるのだと木村さんは語っています。

木村さんは、読者の母であるかのように優しい口調で語りかけています。
本書内では木村さんの受けた相談の具体例を挙げ、自らの体験も語ります。
本書ではどのような行動が成長につながるか、分かりやすく書かれているのでおすすめです。

目次

  • はじめに
  • Part1 「神との交流」を通して気づいたこと
  • Part2 「連鎖」という見えない心の壁
  • Part3 悪しき連鎖を断ち切るのは「知識と教育」
  • Part4 いまだに残っている「迷信」という連鎖
  • Part5 「神を守り、神に守っていただく」ことの大切さ
  • Part6 「見えない世界」の迷信を断ち切るために
  • Part7 「神仏の心」に恥じない生き方
  • おわりに

一言コメント

魂の成長を妨げる要因の一つに心の不足があるということ。そしてそれに気付けない親が我が子に間違った知識を伝え、世代を超えて連鎖していくという視点にハッとさせられました。私たちは今一度、自分の見方が正しいか考え直してから行動する必要があると気付かされます。

注目の文章ピックアップ

・気づけない親、知識不足の親が、子や孫に気づきや知識の大切さを教えられず、知らない間に同じ心の不足の「連鎖」が続いている

・「ならば、そこに気づいた自分がその連鎖を断ち切ろう」と、あなた自身の課題として捉えることが大事なのです。

・連鎖には、家族間だけでなく、根拠のない「迷信」を信じ、それを後世にまで引き継いでしまっている時代錯誤なものもあります。

・先祖も親も気づけず、断ち切れなかった連鎖ーーそれを子である自分の代で断ち切ることが、自らの悪しきカルマから解放される道であり、過去世の罪を償うのも同じこと。

・大事なのは、「知識、判断力、理解力」の3つです。

・願いがすべてかなうとは限らないのは、そこに何らかのカルマが潜んでいるから

・それをかなえたとしても、決して本人の幸福や魂の成長にはつながらないからです。

・「神を守るとは、自分が大切に思っている神仏に、周りの神仏に対し、”恥ずかしい思い”をさせないこと」です。

・神との関わりにおいては、親に対する気持ちと同じで、子供としてできる範囲の行動を素直に示すのが一番だと思います。

・今の自分の欠点に気づいて、一つずつでも直していけば、過去世のカルマの解消につながり、それだけスピリット(精神・魂)は成長できる。

・神との関わりにおいては、親に対する気持ちと同じで、子供としてできる範囲の行動を素直に示すのが一番と思います。

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神を守り、神に守られて幸せをかなえる生き方 木村 藤子

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