いつだって、宇宙を信頼すればいい。
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- 著者:吉岡 純子
- 出版:フォレスト出版
- 発行:2022年2月26日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:196ページ
- 評者:井口 まどか
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
著者は、2021年8月に病院に搬送され、幽体離脱および宇宙の端っこに連れて行かれた体験をしました。
その貴重な体験は著者にとって転機であり、大きな“気づき”があったといいます。
本書では、その“気づき”の内容について紹介されているのはもちろん、以後の感覚の変化、望む未来を創造するコツなどについて、わかりやすく解説されています。
《著者「吉岡純子」氏について》
本書の著者であり、起業家である「吉岡純子」氏は、性的虐待、摂食障害、うつ病発症による精神科への入退院の繰り返しなど、過去に壮絶な経験をしています。
また、20代半ばでは車に45mも引きずられる交通事故に遭い、その数年後には心臓病を発症して“余命1週間”の宣告を受けたものの、生き延びて現在に至る奇跡を経験した人物でもあります。
こうした一見不幸続きの人生に嫌気がさした著者は、「幸せになりたい」と奮起し、心理学、引き寄せの法則、スピリチュアル、宇宙理論、量子力学、医学などを学び、各種資格やワークを取得しました。
そこから起業して、初年度は年商3千万円、翌年は億を超え、以後も年収は右肩上がりと順調に成果を上げています。また、プライベートでは愛する男性と結婚し、幸せを手に入れたのです。
現在、著者は自身が実践して結果が出た「現実創造論」について、大手動画共有プラットフォームを中心に情報発信をしつつ、さまざまなビジネスを展開しています。
《どんなに不幸だと感じる人生も創り変えられる》
著者は過去の経験において、自分は辛くて不幸だったと述べています。しかし、幸せになりたいという思いからさまざまな分野を学び、「現実創造論」にもとづいて行動した結果、望む未来を創造できることを、身をもって経験しています。
そして、どんなに不幸だと感じる人生や現実であっても、「現実創造論」をもとに、自分が願う未来へと創り変えられることを伝えるべく、情報発信を続けているのです。
エイブラハム(宇宙にある集合意識)の教えによると、自分の目の前にある現実は、自分自身の思考、感情、波動でできているといいます。
裏を返せば、自分自身が放つ感情や波動を高めることで、思った通りの現実を創造できることにつながるのです。
さらに、愛、感謝、信頼などの感情を意識して生活するだけで、たとえ自分が望んでいなくても、その波動に見合った現象が起こると筆者は述べており、心の在り方がいかに大切かを理解できます。
《変化の時代の鍵となるのは“静”の波動》
“地の時代”から“風の時代”へと移り変わり、自然災害、コロナ禍、社会価値観の変化などからもわかるように、私たちは激動の時代に生きています。
特に人々の価値観は、5年前、10年前とは大きく異なり、変化の時代に合わせて内面もアップデートすることが求められているのです。
その際の鍵となるのが「“静”の波動」というのが著者の主張です。
「“静”の波動」とは、月のように静かにどっしりと構える、凛としているような感覚だと著者はいいます。これは、病院搬送時に宇宙の端っこに連れて行かれた著者が教えられた波動です。
つまり、「“静”の波動」とは外部の情報に左右されず、心がブレない生き方をすることだと著者は述べています。
月のように、静かでありながら力強いエネルギーを味方につけることが大切だと教えられる1冊です。
目次
- はじめに
- Chapter1 “在り方”を整えて「現実創造」を加速する
- Chapter2 瞑想の「無」と「静」の波動でラクラク現実創造するコツ
- Chapter3 宇宙へのオーダーも「静」の波動でうまくいく!
- Chapter4 「お金」と「無」と「静」の波動の深い関係
- Chapter5 「願い」が現象化しない時は自分と向き合って、自分を知ろう
- Chapter6 「ありたい自分」になるための習慣と身の回りの整え方
- おわりに
一言コメント
私たちは望む未来を手に入れようともがき苦しむことがありますが、すでに特大の愛の中にいて、人生はすべてうまくいっていると著者は述べています。「“静”の波動」を持ち、変に動じたり、嘆いたりせず、宇宙や自分を信頼して日々を過ごすことが大切だと教えられる書籍です。
注目の文章ピックアップ
・自分が「こうあってほしい」と願う“豊かな現実”は自分で創造できる。それは揺るがない真実です。
・ふだんから“愛” “感謝” “信頼”といった感情を意識して生活しているだけで、わざわざ願ったり望んでいなくても、その波動に見合った現象や物、人が目の前に現れてくれるようになります。
・宇宙はどんな時にも最高最善最適なタイミングで動いてくれているので、どんな展開を見たとしても、「どうせうまくいく」という視点をもちながら、“自分” “宇宙”を信頼し続けていてください。
・人は「使命」に気づき「使命」に沿って生きることができると、自分も、周りにいる自分の大切な人たちも“幸せ”を感じながら生きられるようになります。
・あなたは生きているだけで、愛の循環のなかを生きていて、特大の愛をすでに受け取れています。そこに気づいて「私は愛されている」という自覚を今一度もってください。
・あなたは絶対大丈夫。あなたの人生は本当にすべてうまくいっているんだから、変に動じず、変に嘆かず、“宇宙”や“自分”を信頼して、安心して日々を過ごしてみてね。