守護霊
江原 啓之(2017/6/30)

 

守護霊

  • 著者:江原 啓之
  • 出版:講談社
  • 発行:2017年6月30日
  • 価格:1,400円+税
  • 頁数:240ページ
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

「守護霊」は、スピリチュアリストとして30周年を迎えた江原 啓之氏が、世に蔓延する誤謬を払しょくするために、守護霊の実相と私たちの人生との関わりについて、テレビ等ではあまり語ってこなかった真実を明かした書籍です。

守護霊というと、その漢字から、自分を危険などから守ってくれる霊のことだと考える人もいるかもしれません。
しかし守護霊とは自分に都合の良い魔法使いではありません。

≪グループ・ソウル≫

この世に生きている私たちは「たましいの家族」「たましいのふるさと」とも言うべきグループ・ソウル(類魂)から生まれてきた1滴の水にも似ています。
この世で浄化してあの世に帰った時に再びグループ・ソウルのコップに合流します。
その混じり合った中からまた1滴が、クリアできていない課題を持って再生してきます。
この世で様々な経験と感動をしてたましいを磨き、再びグループ・ソウルに溶け込みます。
こうして全体として進化・向上していくのです。

≪守護霊≫

このグループ・ソウルの中で「たましいの親」とも言うべき叡智を結集した存在が守護霊です。
とはいえ同じ水として全てを共有していますから前世であるとも自分自身であるとも言える、いわば一体の存在です。
海外では高次元の自分としてハイアーセルフという呼び方もあります。

≪大我の愛≫

守護霊はたましいの親として大我の愛でいつもあなたを見守っています。
しかし転ばぬ先の杖のようにあなたが傷つかないよう守るのではありません。
むしろ転んでも、それによってあなたが気づき、たましいの目覚めにつながることが重要なのです。

人生でであう試練は、この世でのトレーニングメニューのようなものです。
幾度もつまずくようなら、それが今生での課題です。
あなたに必要なことしか起きてこないからです。
そして乗り越えられない試練は与えられないのです。

逃げずにクリアしようとする努力が大事なのです。
そんなあなたを守護霊は尊重しています。
努力を続けたあなたの道がパーッと拓けた時というのは、守護霊とあなたのプラグがつながった時です。

≪感謝≫

人生がうまくいかない人に共通しているのは、感謝がないことです。
自分ファーストの依存心ではなく、今ある幸せに気づき感謝している人は、守護霊とのプラグもつながりやすいのです。

霊的な世界も意識すると、苦難に見えることもジムの負荷のように受け止めることができるかもしれません。
そうすれば感謝と幸せを感じながら成長していけるでしょう。

守護霊は大まかに言うと主護霊、指導霊、支配霊、補助霊の4つに分けられます。
本書ではそれぞれの役目とあなたとの関係を、分かりやすく説明してあります。
また日本ならではの霊系(天狗・龍神・稲荷・弁天霊系)もあり、各エナジーが人の気質や体力などにも影響し、特徴的な傾向を示すことも興味深いところです。

この本の巻末には霊系診断、あなたのたましいの指向診断、感応度チェック、江原氏直筆のエナジーポイントシールが特別付録としてついています。
自分の守護霊がどの霊系に属しているか、自分にどんな傾向があるのかなど、診断やチェックをしてみて、自分を客観的に知り改善するきっかけとしてぜひご活用ください。

目次

  • まえがき
  • 第1章 守護霊とは何か ~その定義とは~
  • 第2章 日常にかかわる守護霊
  • 第3章 人生に生かす守護霊
  • 第4章 守護霊とともに生きる
  • 付録について
  • 付録

一言コメント

「宿命は素材、運命は料理」「どう料理するかは自分次第」という例えに、今までのモヤモヤが吹っ切れました。自分の人生で出来得る限り最高の料理を作りたいものです。子供に関しては、つい過干渉になってしまいますが、本人とその守護霊を尊重し、大我の愛に守られていることを信じて見守ることの大切さを教えられました。

注目の文章ピックアップ

・全体がたましいの家族ならば、守護霊は「たましいの親」です。

・もちろんグループ・ソウルとしてすべてを共有しているのですから、前世でもあり、自分自身でもある、いわば一体の存在と言ってもいいでしょう。

・守護霊は魔法使いでも万能でもありません。正義の味方のように、転ばぬ先の杖のようなことはしないのです。

・人生には無駄はありません。どんな失敗も、回り道も、あなたに学びと成長の機会を与えてくれる、経験と感動です。

・それこそ買ってでもする苦労をして、様々な経験から喜怒哀楽という感動を得るのが生きる醍醐味。それを存分に味わって、自分の人生を自由に生きよと、守護霊は応援しているのです。

・現世側の人間は、ともすれば過干渉な守護を願ってしまいがちです。しかし守護霊はたましいの親であり、あるのは大我の愛。ですから守護霊の見守りとは「俯瞰した見守り」です。

・人生で何度も同じようなつまずきがあるとしたら、それはあなたの課題です。

・目の前の課題から逃げずに受け入れ、クリアできるように努力していくことが大事です。

・守護霊からすれば、転ばないことが重要なのではなく、転ぼうが何をしようが、あなたが気づき、たましいの目覚めがあることが重要。

・苦難と感じても、それを負荷だととらえられる人は、感謝と幸せにあふれた人生を送ることができます。きっと今までとは違う見方で力強く乗り越え、自分の糧にしていけるでしょう。

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守護霊 江原 啓之

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