5つのステップで「私」が変わっていく 人生が好転するアーユルヴェーダ
アカリ・リッピー(2023/4/30)

5つのステップで「私」が変わっていく 人生が好転するアーユルヴェーダ

  • 著者:アカリ・リッピー
  • 出版:株式会社 大和出版
  • 発行:2023年4月30日
  • 価格:1,500円+税
  • 頁数:188ページ
  • 評者:向井 未央
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

《アーユルヴェーダの哲学があらゆる分野の悩みの解決に役立つ》

アーユルヴェーダの哲学的な考え方は、あらゆる分野の悩みの改善に役立ちます。

美容、恋愛、仕事、お金、人間関係などのあらゆる悩みは、それぞれに別のアプローチが必要であると思われがちです。

しかし、悩みの1つ1つに別のアプローチをかけなくても、アーユルヴェーダの哲学を実践することで、あらゆる悩みが改善されていくことに著者は気がつきました。

数多くある悩みも本質ではつながっているためです。

本書ではアーユルヴェーダの哲学を活用し、自身の体や考え方など「在り方」から整えるアプローチをします。

アーユルヴェーダによって「在り方」を整えることで自分が変わり、あらゆる悩みの本質からの改善や、人生をより好転させていくことが可能です。

《「すべてのものは影響し合っている」というアーユルヴェーダの大切な考え方》

アーユルヴェーダには自分、相手、自然など、すべてのものは影響し合っているという考え方があります。

自然界にあるものを食べ、食べたものが体に影響し、体の調子はメンタルや行動に影響を与え、行動が自然や相手に影響を与えるなど、すべてはつながっているという考え方です。

日本では、アーユルヴェーダに対してリラクゼーションのイメージが強くあります。

しかし実際のアーユルヴェーダは、スリランカに5000年以上前から存在する伝統医療であると同時に、幸せな人生とは何なのかを追求する哲学です。

単に心身のリラックス目的ではなく、体やメンタルの調子を整え、人生をより幸せにするための考え方を教えてくれる学問といえます。

自身の「在り方」を整え、悩みの改善や人生を好転させたいときに役に立つのが、すべてのものは影響し合っているというアーユルヴェーダの考え方です。

このアーユルヴェーダの哲学を、実生活でどのように活かせば良いのかが本書にはまとめられています。

《アーユルヴェーダを実践したことで著者は大きく変化した》

著者は、アーユルヴェーダを実践したことで大きな変化を経験しています。

著者はアーユルヴェーダを日常に取り入れることで、自然とダイエットに成功し外見のコンプレックスが解消されたり、恋愛や人間関係では心から信頼できる相手とつながれたりしました。

仕事においては、アーユルヴェーダという自分のほんとうの使命や天職にめぐり会い、充実感を得ながら働けています。

アーユルヴェーダを実践する前は、著者は外見にコンプレックスがあったり、仕事や人間関係もどこか満足しきれていなかったりと「自分の人生、このままでいいのかな」と思う日々でした。

本書では、アーユルヴェーダを通してあらゆる分野の悩みを改善してきた著者自身の体験談を交え、日常にアーユルヴェーダを取り入れる方法が悩み別に紹介されています。

アーユルヴェーダは、理解や実践がむずかしい印象をもたれることがありますが、多くの人が覚えやすく取り入れやすいよう、著者によって工夫された1冊です。

目次

  • 美容・恋愛・仕事・お金・人間関係……すべてを変える秘密が、ここにある はじめに
  • 第1章 こうして、アーユルヴェーダと出会った~外見が見違えるように変わった、ある考え方~
  • 第2章 アーユルヴェーダで、最高のパートナーシップを創り上げた~あらゆることを試して辿り着いた、本質的な方法~
  • 第3章 アーユルヴェーダが、本当の天職を教えてくれた~自分の使命がわかった、ダルマという役割~
  • 第4章 アーユルヴェーダで、豊かな人生が実現した~お金の捉え方が変わった、循環の思想~
  • 第5章 アーユルヴェーダで、真の仲間と出会えた~人間関係で幸せがもたらされた、「どう在りたいか」という視点~
  • 困難な時代だからこそ、自分で人生の舵を取ろう おわりに

一言コメント

本書を読んだことで、今をどう感じ、ほんとうはどう在りたいのか、自身の人生や生活を見つめ直すことができました。日常でアーユルヴェーダを意識する機会も増えています。ぜひ本書をきっかけにアーユルヴェーダを取り入れ、人生の好転につなげていただけましたら幸いです。

注目の文章ピックアップ

・ですが、「理想の自分なら、物事をこう捉えて、このように行動する」という一つの軸を持っていると、周囲の人に流されず、穏やかで満ち足りた幸福な日々を送ることができます。

・私は、多くの失恋を経験してから、一旦、理想の男性探しはやめて、自分の外見と内面を磨くことに専念しようと決めたのですが、自分磨きの一環としてアーユルヴェーダの習慣を取り入れた結果、外見と内面が同時に整っていきました。

・アーユルヴェーダにおいては、「あなたは食べたものからできている」ではなく、「あなたは消化されたものからできている」なのです。

・社会をよりよくするために、自分しかできない役割を果たす……それによって、人の役に立つ喜び、自分の能力を最大限に活かしているのだというやりがいを感じられるのではないでしょうか。

・今では、自分が注いだエネルギーと同等の価値があるものを「対価」としていただくことで、そこに「循環」が生まれ、バランスが取れると思っています。

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