「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?
大野 靖志(2020/9/18)

 

「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?

  • 著者:大野靖志
  • 出版:和器出版
  • 発行:2020年9月18日
  • 価格:1,200円+税
  • 頁数:120ページ
  • 評者:宮村 凌

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

本書では、一般社団法人白川学館の理事やラボラトリオ株式会社の代表取締役などを兼任しながら執筆活動を行う大野靖志氏が、奇跡を起こす祓詞「とほかみえみため」の仕組みをわかりやすく解説してくれます。「とほかみえみため」が何であるのかを理解することで、本当に奇跡を起こす言霊であること、そしてその方法が理解できるはずです。

<< 「とほかみえみため」は祓詞>>
「とほかみえみため」を知っている人もそうでない人も、まずは「とほかみえみため」が呪文ではなく「祓詞(はらいことば)」であることを意識する必要があります。祓詞とはただの呪文ではなく、祝詞(のりと)と同じようなもので、神様と繋がるための言葉なのです。つまり、悪いものや不要なものを「言霊」で取り去ってくれるお祓いです。

<<足し算と引き算>>
多くの場合、自分という存在に何かを付け加えることが人間の成長であり、望みを叶えることであるという考え方になってしまっています。これは足し算の考え方です。しかし、人間は何かを得ること、たとえばお金や地位を得たら、次はそれを守るために争いが起こったり、得たもので得られた幸せを守るために縛られたりします。実は、このような足し算の考え方で生きていることで幸せどころか不幸を実現させているのです。
しかし、祓詞である「とほかみえみため」は引き算です。祓うことはいいも悪いもすべてを祓うことで、あらゆる悩みも慢心もないゼロの状態を作り、清々しい気持ちで毎日を過ごすことができるようになります。
とはいえ、すべてを祓うことでなぜ願いが叶ったり奇跡が起こったりするのかという疑問が残ります。そこで知っておきたいのが「物事が実現する仕組み」です。

<<物事が実現する三角形の仕組み>>
「何かが欲しい」「こうなりたい」などという願いが実現する仕組みは、「イデア」「精神」「物質」という3つの要素でできる三角形で成り立っています。そして、物事が実現する時には、必ず「イデア→精神→物質」という順番で具現化されていきます。つまり、イデアが精神を生み、精神が物質を生むのです。
願いを叶える方法として一般的に広まっているのは、「そればかりを考えていれば実現する」ということです。これは、精神から物質が生まれる部分を表現しているものですので、決して間違いではありません。しかし、ここには最も重要な要素である「イデア」が含まれていないのです。

<<イデアとは何か>>
イデアとは「言霊」です。実は、願いを叶える時に最も大事なのは言霊なのです。なぜなら、物事が実現する仕組みの三角形はイデア、つまり言霊から始まるからです。自分の言葉から始まり、それが精神に伝わり自分のイメージになります。そして、最後に物質となったところで「願いが叶った」と実感するのです。
では、どのような言霊が願いを叶えるのか。それは意思を有した言霊です。そして、意思を有した言霊とは、祓われ、空っぽのゼロになった「言葉」なのです。

<<「とほかみえみため」で願いが叶う理由>>
「とほかみえみため」は、祓いであり、言霊でもあります。つまり、「とほかみえみため」という言葉自体に「ゼロに戻す効果」があるのです。そして、願いを叶える仕組みの重要な「イデア」を最も簡単に発するための言葉です。
願いを叶えたいと思った時、それをイメージすることから始めるのではありません。「とほかみえみため」を唱え、祓いとともに言霊を発することで、物事を実現するための仕組みが動き出します。だから、願いが叶うのです。

目次

  • はじめに
  • 1 「とほかみえみため」は祓詞である
  • 2 祓いとは引き算の世界
  • 3 なぜ祓いが必要なのか
  • 4 祓いで神に繋がるメカニズム
  • 5 物事が実現する仕組みとは
  • 6 願いを叶える魔法の三角形
  • 7 魔法の三角形に秘められた階層性
  • 8 聖書が語る言葉
  • 9 言霊とはどうしたら出せるのか
  • 10 「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか
  • 「とほかみえみため」体験談
  • おわりに

一言コメント

本書を読むことで、「とほかみえみため」の意味と、物事が実現する仕組みとの繋がりを真に理解できます。この仕組が理解できれば、願いが叶うことは当たり前だと思えるようになるでしょう。今、叶えたい願いがあるならば、その仕組みと方法を理解して実践できるおすすめの一冊です。

注目の文章ピックアップ

・まず最初にお伝えしたいこと、それは「とほかみえみため」は呪文ではなく、祓詞(はらいことば)であるということです。

・いうなれば、神社でよく上げられている祝詞(のりと)と同じようなものです。

・これまでの成果を足し算の世界としますと、「祓い」の世界は引き算の世界となります。

・とにかく、いいも悪いも払うという姿勢でいると、あらゆる悩みも満身もなく、清々とした気持ちで過ごすことができます。

・たとえば、「情報→エネルギー→物質」という形に。

・人間の見た目もその人が持つ情報で変わります。

・自分に自信のある人はそれなりの見栄えになりますし、自信のない人はあるきかたにもそれが出ます。

・けれども、情報の次元から下位の次元に影響を落とし込む場合、そこには何の力も要りません。

・なぜなら、情報を変えるだけだからです。

・よって、自らをゼロ化しながらも、上記の言葉を同時に発信していることになります。

ネット書店で購入する

「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか? 大野 靖志

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

スピリチュアルブログ_本の書評_バナー

 

SSL GlobalSign Site Seal