宇宙が教えてくれた流れるように人生がうまくいく本
- 著者:大木 ゆきの
- 出版:株式会社興陽館
- 発行:2019/1/20
- 価格:1,400円+税
- 頁数:274ページ
- 評者:保谷優
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
Amebaブログの「仕事術」ジャンルで1位を獲得した人気ブロガー大木ゆきのさんによる、宇宙にお任せして生きるためのHow to本です。
人生がうまくいくにはどうしたらいいのか?このままの人生でいいのだろうか?そんな風に自分の人生や生き方に疑問を感じている人に、宇宙に任せることの大切さと幸せになる方法を説いています。
<人生がうまくいかないのは宇宙の流れに抗っているから>
樹木が誰かに教わらなくても芽を出し、花を咲かせ、実を実らせ、葉を落とすのは、宇宙の流れに沿ってあるがまま生長しているから。
本来それがあるべき姿であり、宇宙に流されるままに生きることが幸せになるための方法なのに、私たちは逆の生き方をして苦しんできたのです。
宇宙にお任せして生きること。そうすることで私たちはもっとずっとシンプルに幸せになることができます。
<私たちはありのままで完璧な存在である>
私たちはすでに必要なものは全て持っていてありのままで完璧な存在です。
それなのに「自分には何かが欠けている」「変わらなければ」「手に入れなければ」と常に自分に何かを付け足そうと躍起になっています。
たとえ自分自身では不完全に思えたとしても、満足していなくても、自分は今のままで完璧なんだと受け入れることが重要です。
<投げ捨てるほどうまくいく>
「こうならなきゃ」「変わりたい」「もしこんなことが起こったらどうしよう」など、私たちは常に不安を抱えながら生きています。しかしながら不安に思ったり固執すればするほどに物事はうまく進まなくなっていきます。
なぜなら変わろう、変わりたいと思うこと自体が自然じゃないことだから。
「もういいや。なるようになれ。」と手放して自由になった瞬間から、幸せがやってきます。
<「みんながやっているから常識」という基準は捨てよう>
みんなと同じことが正解、常識というのは誤り。
「あなたはそうかもしれないけど私はそうじゃない」という芯が重要です。
あなたが何を思うか、それだけです。
自分の中の感情も願望も我慢せずに解放する。それが自分自身の魂の声を聞く方法なのです。
<自分は宇宙の最高傑作である>
「自分は宇宙が生み出した最高傑作であり、幸せを享受する価値がある人間だ」と気付くことで、幸せを受け入れる勇気を持つことができます。
ありのままで価値のある人間だという事実を受け入れると、自分自身に対する自分の接し方が変わってきます。
自分を大切にし、心の声に耳を傾け、声の通りに行動する。それができれば幸せは向こうからやってきます。
結局、「宇宙にお任せして生きる」というのは「自分の魂の声を聞いてそれに従う」ということです。
ありのままの自分自身を受け入れないことには、魂の叫びは聞こえません。
「私は今の私のままで完璧なんだ。絶対に全てがうまくいく。」
この本を読み終わった後には、あなたもきっと心からそう思えているはずです。
目次
- はじめに
- PART1堂々とそのままであれ
- PART2人の物差しは捨てろ
- PART3安全装置を外せ
- PART4愛されることに条件はいらない
- PART5もうお金に困らない
- PART6どうにでもなれが、一番うまくいく
- PART7願わなくても実現する
一言コメント
1ページ読み進めるごとにじんわり心が温まったり、気持ちが軽くなったり、ハッと気づかされたり。そんな風に直接心に語りかけるようなまっすぐな言葉で溢れていて、読み終わった後には自然と「大丈夫。全てうまくいく。」と思える一冊です。生きるってもっと自由でいいんだ、と気付かせてくれた本でした。
注目の文章ピックアップ
・もう終わりにしよう。人の反応、評価、顔色に合わせて生きることを。
・生きて体験するすべてが、幸せそのものだったと思い出すこと。幸せになろうとしなくても、あなたはすでに幸せそのものだった。
・どうでもいいや、そんなもん!て盛大に投げ捨てるほど、勝手にうまくいくものなんです。
・過去が今にどう生かされているか知らなくても、どうしたって生かされているんです。
・世の中の多くの人が、難しいと思っていても、自分はそうじゃないと思っていると、そうじゃないことが起こる。
・「そうなって欲しくない」と思うことは、そこに「そうなる」可能性を見ているということ。だからそれが実現しただけのことなんですが、そういうことが起きると、自分でそれを招いておいて、人はそれを「不幸」と呼ぶ。
・人の基準で、自分の幸せを計らないで。こうじゃなきゃいけないものなんて、実はないんです。
・ええいもう、どうにでもしてくれ、後ろから蹴飛ばすなりなんなり好きにしてくれ、って思った瞬間、背中に羽が生える。気づいたら羽ばたいている。
・私たちの小さな頭が考えている「思い通りの人生」なんて、結局思い通りになっても、幸せではないことに気づくだけの人生だったりする。
・ちょっとずつ、ちょっとずつ、小さなことから、「ねばならない方」ではなく、「好きな方」を選んでいく。
・目的もなく貯め込もうとするよりも、歓びに向かって使う方が、豊かさは回る。