はじめた人から毎日が幸せになる あろは~呼吸法
- 著者:橋本 雅子
- 出版:PHP研究所
- 発行:2017年8月15日
- 価格:1,400円+税
- 頁数:173ページ
- 評者:比嘉 彰
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
今回ご紹介する本は、橋本雅子氏の「あろは~呼吸法」です。
橋本雅子氏は、1980年代後半にコンビのお笑い芸人“おきゃんぴー”(芸名は阿本真亜子)として活躍していましたが、1990年に解散し、現在は呼吸法インストラクターやちぎり絵作家として活躍しています。
「あろは~呼吸法」は、ハワイの精神性とつながっている呼吸法です。
著者はこれまで4回ホノルルマラソンに参加しています。
神への祈りの心を表現するフラダンスも10年間習い、ハワイの精神性の奥深さに感銘を受けていたとのことです。そのような経緯から、「呼吸法」の師匠である小池氏(オリコン元社長、現在は他界)の教えをぶらさず自分らしく伝えるために、「あろは~呼吸法」を誕生させたそうです。
休むことなく無意識に繰り返される「呼吸」は、本当はとても重要な天から与えられた鍵です。
呼吸は、心や魂とも密接につながり、呼吸に心が現れます。
そのため、呼吸が変われば心や気持ちが変わります。
人間とは、大いなる宇宙から「からだ」をいただいて、そこに「魂」と呼ばれる「光」が入っている存在です。
本来は光輝いている魂が体調や心の状態によって天気のように日々変化します。
魂の本来の輝きを取り戻すために誰にでもできる方法が「あろは~呼吸法」だそうです。
<<「あろは~呼吸法」の体験者の変化はこの通り>>
・心も体も軽くなり疲れにくくなった
・自然と体重が減って体調が改善した
・めまいや耳鳴り・頭痛がなくなった
・ 首や肩の凝りが改善した
・ 更年期によるホルモンバランスの乱れが改善した
・ 風邪をひかなくなった、気力が湧くようになった
・ 幸せな気持ちが満ちてくる
・ 前向きになった
・ イライラや怒りがなくなった
・ 人が許せるようになり
・ 感謝が湧くようになった
など。この他にも多くの変化が挙げられています。
<<目的別に「あろは~呼吸法」は用意されている>>
「あろは~呼吸法」には、色々な種類があります。
・生命力をアップする「大地の呼吸」
・からだと心が調和する「太陽の呼吸」
・前向き・強さ・グランディングのための「木の呼吸」
など。一部のご紹介にはなりますが、その他にも呼吸法があります。
それぞれ体の動きや心の中で持つイメージが少しずつ変わり、丁寧に手順が説明されています。
呼吸法の実践は、基本姿勢(肩幅に足を開いて立ち、手は自然に下す)、準備運動、目を閉じてイメージ、呼吸の順で行います。
ネガティブなエネルギーを吐き出すように息を吐き切り、キラキラした光を吸い込むようなイメージで息を吸います。
心の天気が太陽のように輝き、夜は静かに輝く月夜でありたいと願うなら、絶えず行う呼吸に気をつける時間を持ち、丁寧に息をします。
息はまずゆっくり吐ききってから、ゆっくり吸うことが大切です。
太陽や月の光を吸い込むように気持ち良く息を吸い込み、自分の内側が光輝いてくるのを心の目で感じとるようにします。
いい「呼吸」とは、いい「想い」が乗った「呼吸」です。
「ちょっと意識を向けて呼吸をすることで驚くほどの効果が体感できる」と著者は説いています。
目次
- はじめに
- 第1章 「あろは~呼吸法」とは
- 第2章 「あろは~呼吸法」体験談
- 第3章 私と呼吸法の運命的な出会い
- 第4章 「あろは~呼吸法」を行う前に
- 第5章 「あろは~呼吸法」をしてみましょう
- 第6章 呼吸によって魂を輝かせる
- おわりに
一言コメント
波乱の人生を生きてきた著者が、運命を変えることとなった呼吸法との出会いから、「あろは~呼吸法」として伝えるようになった経緯、著者自身やさまざまな人が体験した変化や奇跡的な出来事などが紹介され、とてもわかりやすい表現で書かれています。実践方法も簡単で、心や体に良い変化を求める人におすすめの一冊です!
注目の文章ピックアップ
・私たちは肉体という衣と、魂という光で成り立っています。その魂を輝かせるために、天からはいくつかの鍵を与えられてこの世に生を受けました。「呼吸」はその重要な鍵のひとつです。
・意識して呼吸をすると心もからだも心地よくなります。そのためにお金もかかりませんし、時には奇跡まで起こしてくれることを知りました。
・これは、呼吸を意識しながら細胞に語りかけ、サムシンググレート(大いなる存在)と呼ばれる宇宙の根源のエネルギーを体内に取り入れる呼吸法です。
・「魂」とはエネルギー体と呼ばれる生命の源であり、動物や植物など生きているすべてのものの中に存在しています。……魂そのものにも意識があり自らであらゆる判断をします。そして肉体に宿って細胞(または遺伝子)とつながった途端、そのからだで味わうための「心」が芽生え、その生命に合った意識や感覚が作動するようになっていると思います。
・呼吸と心はとても密接につながっています。穏やかに落ち着いているときや幸せを感じているときの呼吸はゆったりとしていますが、怒ったり泣いたり悩みや心配があるとき、ストレスが溜まっているときや時間に対するプレッシャーがあるときの呼吸は短く浅くなっています。
・「あろは~呼吸法」を続けていくことによって人としての生命を輝かせて、宇宙目線をもって生きることができるようになります。自分は宇宙の大切な存在であることを自覚し、宇宙意識で生きようと細胞の意識が変化するようになります。