神さまとのご縁を結ぶ日本の聖地88カ所案内 祈りの神社詣で
天野 雅道(監修)(2019/9/1)

 

神さまとのご縁を結ぶ日本の聖地88カ所案内 祈りの神社詣で

  • 著者:天野 雅道(監修)
  • 出版:株式会社 笠倉出版社
  • 発行:2019年9月1日
  • 価格:1,300円+税
  • 頁数:144ページ
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

近年、「パワースポット」という言葉が注目されるようになりました。パワースポットと呼ばれる特定の場所を訪れることで、特別なエネルギー(気)をもらえる、運気がアップするなどと考えられています。こうした考え方は、実は古代から存在し、「聖地」や「霊場」などとして、人々の信仰を集めてきました。本書では、日本国内にある「聖地」と呼ばれるさまざまな場所が紹介されています。

《「聖地」の定義とは》

本書の監修を手がけた天野雅道氏によると、聖地とは「エネルギーがあふれ出ている大自然のとある空間」であるといいます。さらに、聖地には2種類あり、山・川・木・石などの自然物と、神社や古墳といった人工建造物に分けられるとも述べています。

パワースポットと聞くと神社仏閣をイメージする人も多いようですが、山を御神体とする山岳信仰があることからもわかるように、樹齢何千年という巨大な老木や、不思議な存在感のある岩などを神聖化するなど、自然物も崇拝の対象にしてきました。本書では、神社仏閣のほか、こうした自然スポットも紹介されています。

また、天野氏は、聖地と呼ばれる場所には、いくつかの条件があるとも述べています。巨木や巨石がある、滝や湖などマイナスイオンが豊富なスポット、独特の地場が形成されているなど合わせて7つの条件がありますが、天野氏は、そのうち複数の項目を満たしている場所を聖地と考えています。

さらに、そういった場所を選んでつくられた神社もまた聖地であるといい、パワースポットとされる由縁なのでしょう。

《聖地が活性化している》

天野氏によると、以前と比べて聖地が活性化しているといいます。聖地だけでなく、その周囲全体も含めて、より広範囲に良いエネルギーが広がりをみせているのです。そのため、地球全体のエネルギー(波動)が上がっているとも述べています。そして、その聖地のエネルギーは今後ますます強くなり、光り輝いていくと考えられます。

以前は、聖地に赴かなければ、そのエネルギーを頂くことができなかったのが、光が広がったことで、聖地の周辺でも癒やしを得られるようになったのです。その聖地が発するエネルギーをたっぷりと心と体に浸透させて、自らも光輝けるようにするのが大切であると、天野氏は本書を通じて私たちにメッセージを送っています。

《監修者推薦の5大聖地とワンポイントアドバイス》

本書の巻頭で、監修者・天野氏が推薦する5大聖地が紹介されています。それらは天野氏がもっとも聖なる力を感じるスポットであり、明治神宮や厳島神社ほか、阿蘇山など5つが特集されています。これらの聖地は特にエネルギーが強く、たっぷりとそのパワーを頂けるのです。

また、天野氏は、聖地を訪れた際にやった方がいいこと、意識した方がいいことなどを、ワンポイントアドバイスとしてコラム形式で紹介しています。聖地巡りの際は、ただ単にその場所を訪れるのではなく、ゆっくり時間をかけて満喫することが大切だといいます。たとえば、神社参拝の際は、参道の玉砂利を踏みしめる感触を確かめる、風にそよぐ木の葉の音や小鳥のさえずりに耳を傾けるなど、五感を存分に使うことでパワーや癒やしを得やすくなるでしょう。御神水があれば、それを飲むことで、体の中の細胞にも聖地の光が浸透すると天野氏は述べています。

国内には、本書で紹介されている以外にも、まだ多くの聖地があるといいます。さらに、その中でも、自分に合った聖地を探すのが大切であるというのが天野氏の主張です。本書を読むと、自分に最適な聖地探しの1歩を踏み出したくなります。

目次

  • はじめに
  • 聖地とは
  • 巻頭特集
  • 第1章 北海道・東北エリア
  • 第2章 関東エリア
  • 第3章 北陸・甲信越エリア
  • 第4章 東海エリア
  • 第5章 近畿エリア
  • 第6章 中国・四国エリア
  • 第7章 九州・沖縄エリア
  • おわりに

一言コメント

本書に書かれている各聖地の紹介文を読むと、見事な情景の描写に、まるでその地に行ったことがあるかのような気持ちになります。また、色鮮やかな聖地の写真を眺めているだけで不思議と癒やされます。読むだけでパワーを頂けたと感じられるおすすめの一冊です。

注目の文章ピックアップ

・そういった聖地には、エネルギー(波動)があるとされ、神社がその地に建てられている理由も、そこが清浄な空間であったからともいわれます。

・活性化というのは、つまり、聖地の光がますます広がっていることを指し、その周囲全体も含めて良い空間になっている場所が増えてきているのです。

・効果的にパワースポットのエネルギーを取り入れるためには、リラックスしてたっぷりと時間をとって下さい。

・ただ訪れるだけでなく、その場所をゆっくり時間をかけて満喫することが、パワースポット巡りの秘訣とも言えるのです。

・神道では「鏡の教え」といいますが、「か・が・み」の「我=が」を取ると「か・(が)・み」になるというのが神社の本来の意味なのです。

・波動の高い場所では、内なる神との共鳴作用が起こり、最終的には自分自身が、愛の輝きを太陽のように放っていきます。

・それ以外にも現代においてヒーリング作用があるのは、太陽と月の光を浴びることです。

・パワースポットを訪れたとき、その場所に御神水や水源があった場合には、そのお水を飲むことを勧めています。

・登山をする利点は、まず長い時間パワースポットの中にいること、人の想念のエネルギーが少ないことです。

・喜びを持って生きるということが日本の教えにあります。

・あなたにあった聖地を探して、そのエネルギーをたっぷりと頂き、心と魂を癒やしてもらいましょう。

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神さまとのご縁を結ぶ日本の聖地88カ所案内 天野 雅道(監修)

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