タカツカヒカルの「超」健康法
髙塚 光(1996/7/21)

 

タカツカヒカルの「超」健康法

  • 著者:髙塚 光
  • 出版:株式会社東急エージェンシー
  • 発行:1996年7月21日
  • 価格:1,500円+税
  • 頁数:219ページ
  • 評者:保谷 優
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

<<ヒーリングとは?>>
ヒーリングとは「薬も器具も使わずに、貴方が自分自身を、または貴方が人の病を治す力」のことで、誰にでも備わっている能力です。しかし、ヒーリングは効果のある人に対しては奇跡のようにその場で治るという現象が起こることは確かですが、現代医療より優れている完全無欠で全知全能の力というわけではありません。
ヒーリングのメカニズムは未解明で、あくまでも各種の疾病における医療を補足するものであり、身体が不調を訴えたら、まず病院に行くことが先決です。
ただ、ヒーリングの効き目に関しての報告は数限りなく、副作用もないこの人間の潜在的能力から発揮される効果を利用しない手はありません。
そのためには、まず自分にも「ヒーリングができる」と思うことから始めましょう。
人間の思考は瞬時に身体に伝達されるため、「私にはヒーリング能力などない」と思っている人からはヒーリングの能力は発揮されません。

<<ヒーリングの実施方法>>
1.両手または片手を患部にあてがい、やや右上上方を見たまま目を軽く閉じて下さい。
2.この状態のまま、ゆっくりと深く呼吸を始めます。
3.その時、吸ったり吐いたりする呼吸の音が聞こえないよう、息を殺して呼吸します。
4.手の平が熱くなったり、指先がビリビリし始める現象が多くみられます。
5.一つのポーズにつき、三~十分くらい続けてヒーリングを行って下さい。
6.この行為は、続けて何時間行っても、効果が上がることはないようです。
7.三~十分くらいヒーリングを実施したら三十分くらい休み、また三~十分程度実施し、これを繰り返し行ったほうが、より一層の効果があるように思われます。
8.この効果は「自分の力ではなく、生命力が発揮する自然の力だと思うこと、力まない、絶対に深刻にならない、必死で修行をしない、ごく自然にリラックスして行うこと」。これがヒーリングをマスターするにあたっての、重要なポイントです。

<<ヒーリングの8つの特徴>>
1.劇的に効き目のある人と、まったく効き目のない人がいます。
2.「痛み」に関しては、誰が行っても多少の差はあれ効果が認められます。
3.医学的実験や検証などで分かっていることは、右脳の作用であるということです。
4.火事場の馬鹿力のように、極まった状況で発揮しやすい能力だと思われます。
5.現代医学で見放された難病に対し、劇的な効果をもたらす場合があります。
6.相手の病気を受けて、自分の具合が悪くなるなどということは絶対にありません。
7.自分の症状を、自分自身で癒すこともでき、緊急時に大変役立つことがあります。
8.一切の副作用がないことは、何にもまして試す価値のある潜在能力です。

地球に誕生して以来、人間は環境に適応し進化を遂げながら子孫を残し続けてきました。
人間は元来生に対して貪欲な生き物であるため自然治癒力が存在しますが、近代合理主義によって環境に適応するのではなく対抗する生き方をした結果人間の免疫力は下がり、生命力も弱っています。
しかし自分の生命力は自分で鍛えることができます。それがヒーリングです。
自分の呼吸を自分でコントロールし、無意識の力を手に入れることが健康な自分でいるための秘訣です。

目次

  • はじめに
  • ヒーリングとは?
  • ヒーリングQ&A
  • おわりに

一言コメント

本書でヒーリングについて知り、人間の未知なる可能性を見た気がします。
「病は気から」という言葉もあるように、正しい認識と根拠を持ってヒーリングを行えば、体調だけでなく一人の人としての本来の力を最大限に出せることを知りました。
ヒーリングは簡単に実践できる方法なので、積極的に試してみたいと思います。

注目の文章ピックアップ

・ヒーリングとは<薬も器具も使わずに、貴方が自分自身を、または貴方が人の病を治す力のことで、基本的に生きている人間であれば誰にでもある能力です。

・我々の思いは、意識した瞬間、我々が思ったことに関する情報伝達物質を脳自体が創り出す物質化を行い、その情報内容は身体のすみずみにまで光の速さで伝達されます。

・この効果は「自分の力ではなく、生命力が発揮する自然の力だと思うこと、力まない、絶対に深刻にならない、必死で修行をしない、ごく自然にリラックスして行うこと」。これがヒーリングをマスターするにあたっての、重要なポイントです。

・根源的に本能は生に対して貪欲であり、たとえば身体が受けた切り傷などを無意識のうちに治してしまうし、体内に侵入した極小のウイルスさえ見逃さない。

・すべてに完全主義を目指す近代合理主義は、人間から感情を排除し続け、あらゆるものを数値化し、自然を崩壊させ、残したものはストレスだけである。その結果、我々の本能は退化の傾向に拍車をかけ、自然治癒力が低下し、精子の数が激減し、抗菌グッズなる生活用品で生命の過保護も極まった事態を迎えている。

・健康になるには、健康を保持するには、生命力を鍛えるには、まず呼吸を自分の自意識でコントロールし、底知れぬ無意識の確かな力を手中におさめるということに違いない。

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タカツカヒカルの「超」健康法 髙塚 光

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