こころとからだを幸運の周波数にする光の瞑想CDブック
- 著者:Chie
- 出版:株式会社ライトワーカー
- 発行:2017年6月16日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:77ページ
- 評者:成子友恵
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
この本の著者は、独創的な画風で「光の画家」として評価を確立しており、国内外で多数の個展を開催されているChieさんです。
Chieさんは、芸術が心に響くものであることに着目し、絵画を通して自己を見つめるアートセラピーを提唱。孤児院や学校、病院などで絵画を通した社会貢献もされています。
まず、本の表紙をめくると温かく優しいイメージのChieさんのアートが掲載されています。
「光のアート瞑想」の基本は、最初に絵を眺め、次にCDを聴きながら瞑想、そしてアートセラピー(瞑想中に感じた光の世界を自分で描く)という流れになっています。
近年、科学的にも多くの検証が進められている瞑想は、ハーバード大学の研究で免疫力の向上・記憶力の向上・ストレスの減少・怒りや苛立ちを鎮める・集中力のUP、脳細胞の老化を抑える、喜びや情熱、幸福度を上げる効果があることが実証されているそうです。
Chieさん自身、この本を手がけている最中にまさかの体験をすることになります。
それというのが、自身の体調に違和感があったため検査した結果、中性脂肪が446mg/dL(正常値は50~149mg/dL)という異常な数値。そこで、瞑想の本を出す以上は、自分自身が「光の瞑想」の実践をしてみようと思いついたそうです。
「光の瞑想」を続けた1か月半後の再検査の結果、446mg/dLもの中性脂肪の数値が、76mg/dLに!この結果にはドクターも驚いたとのこと。
目次Ⅰでは、被験者がChieアートを鑑賞した後や、光の瞑想CDを使って瞑想した後の脳波の変化と、Chieさんも被験者となって光の瞑想CDの台本を朗読した際の脳波の計測の結果がわかりやすく視覚化されていて、計測結果から専門家の所見が詳しく説明されています。
その他にも、メタトロンで生体エネルギーの変化、波動からメンタル・肉体への影響などもそれぞれの専門家によって計測された結果や所見がわかりやすく掲載され、瞑想の効果が実証されています。
そして、CDをかける前の準備体操として、光の呼吸のしかたやイメージング法が説明されていますが、最も大切なことは、楽しむこと。最初はうまくいかなくても、楽しむことだけにフォーカスして練習すると、必ず気持ちのよい波動とつながった感覚になっていくそうです。
また、瞑想中は集中が難しく雑念の囁きがつきもの。無理に止めようとするとよけいにおしゃべりの誘いにはまってしまうため、相手にしない、気にしないことがポイント。さらに寝てしまってもOKだそうですよ。
私たちは、普段自分の思考に支配されて生きているそうです。だから自分が本当に感じていることがわからなくなってしまう。心の声を読み取るセンサーを鈍くしないために、暮らしのなかに静寂な時間持つことが大切。それには瞑想が最も適しているのだと、Chieさんは締めくくっています。
ストレスを感じている人や、体調がすぐれない人、リラックスしたい人にもおすすめの本です。Chieアートを鑑賞し、Chieさんの朗読する声に耳を傾けながら、瞑想を始めてみてはいかがでしょうか。
目次
- まえがき 瞑想の効果は科学的に実証されている!
- Ⅰ こんな効果が! 脳波、生体エネルギー、波動で検証
- Ⅱ光の瞑想ってすごい! 体験者の声
- Ⅲまずは準備体操! CDをかける前に
- Ⅳさっそくやってみよう! CDを使った瞑想の手順
- Ⅴ瞑想(CD収録ロングバージョン)の台本
一言コメント
多くの著名人が実践し、ビジネスの世界でも取り入れられるようになった瞑想。しかしヒーリングサロンやスクールなどに通うのはなかなか大変です。この本は、Chieさんのアートを見てCDを聴くだけで、自由な時間に手軽に瞑想に取り組める本。心身をリフレッシュしたい方におすすめの1冊です。
注目の文章ピックアップ
・瞑想が安心して行える心にもからだにも良いもの、ということがわかるようになってからは、「特別な人が行う特別なもの」から「誰でも気軽に行える日常的な健康法のひとつ」に変わってきました。
・光の瞑想を日々行ってみると、自分がこれまでいかに肉体の声を無視し続けてきたのかがわかってきました。……私の中にはからだは単純に〈使うための道具〉でしかなくて(取り替えはできないのに!)肉体を労わってあげるという思いがありませんでした。
・私たちが考え抜いたと思っているものは、実は1割足らずの顕在意識のなかでしかありません。これはまさしく氷山の一角。9割というほとんどを占めている無限の宝庫の潜在意識を、残念ながら私たちはふだん受けとることはできません。
・真剣に取り組もうと思えば思うほど、思いも寄らなかったことが立て続けに浮かんできて、なかなか呼吸に集中できないことがあります。とめどないおしゃべりで頭の中を占領されてしまって焦るときもあるかもしれませんが、まったく気にしないで大丈夫です。