呪いが解けちゃう! すごい「お清め」プレミアム
- 著者:中井 耀香
- 出版:株式会社KADOKAWA
- 発行:2016年4月5日
- 価格:1,200円+税
- 頁数:158ページ
- 評者:園田美穂子
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
古神道数秘術家である中井耀香さんは、これまでに15,000人もの人生を幸せへと導いてきました。また鑑定以外にも毎日ブログを更新し情報を発信し続けています。
この本にはそんな中井さんからの役立つアドバイスがぎっしり詰まっています。
中井さんは多くの人々を鑑定する中で、難を受けやすい人が一定数存在することに気づきました。
そしてその原因は人々が日々受けている‘呪い’だとしています。その‘呪い’から解放され幸せな人生を送るためのアドバイスを、3章からなる本編、10本のコラムを通じて語り掛けています。
<「呪われない」状態を維持しておく>
ネガティブでマイナスな感情が固まったものを中井さんは‘呪い’と表現しています。呪いは人からもらうこともあれば、自分が人に与えてしまうこと、その与えた呪いが自分に跳ね返ってしまうこともあります。
≪1 清浄に保ち、ときに払う 2 難を避ける 3 感謝する≫
そこで大事なのはお清めし、自分の心身や身の回りを清浄に保ち、呪いを受けない状態を維持することです。そのために必要な考えが、ここにあげた3つであり、これがこの著書全体の根底となる考えでもあります。
日々さまざまな理由でイライラしたり、マイナスな感情を持つことがあると思います。その感情が小さな呪いとなり、蓄積されることでどんどん成長していきます。
また優柔不断な人やネガティブな言葉を口癖のように使う人も、呪いを受けやすい状態にあります。その他にも、猫背でいたり、愚痴を言いながらお酒を飲んだりすることでも、魔のエネルギーは寄ってきます。
さらに呪いから身を遠ざけ、難を避ける、ということも大切です。悪縁とは繋がらない、心霊スポットなど呪いのある場所にはいかない、といったことは大事です。
そして魔のエネルギーは、反対に‘感謝’のエネルギーを嫌います。なので常に感謝の気持ちを忘れないこと、「ありがとう」を口にすることは非常に大事です。
お店を利用した時などは、店員さんに感謝の気持ちをこめて微笑みかけるようにすることで、魔が去っていきます。
<常に清浄な状態にする>
そうはいっても、日々の生活をしている中で、呪いを避けれない状況もたくさんあります。そんなときには、身を清めてあげることが大切です。
カラオケに行って思いっきりシャウトしたり、映画を見て泣いたりして、怒りや悲しみといった負の感情を外に出し、ため込まないようにしましょう。
そして意外と大事なことは、反省をしないということです。過去の呪縛から解き放たれ、忘れさることで呪いを引き継ぐことなく、魂を成長させることができます。
また呪いを受けた、と感じたときは‘左肩→右肩→左肩’の順に塩をかけてお祓いをすると体を清めることができます。塩風呂に入ったり、背中にシャワーをあてるのも、魔を払うには効果的だそうです。
この他にも、呪いから身を避けるためのアドバイスや、呪いを感じたときの身の清め方、呪いを避ける言葉の数々などがさまざま載っています。
この本に書かれた‘すごい「お清め」’の数々は、今からすぐにでも始められるような、簡単なことばかりです。
そして中井さんのブログには日々多くの人が救われており、前著出版の際には周囲に薦めるために何十冊も買って配ったという人も多かったのだそうです。
この本も、日々の生活の参考になり、幸せへと導いてくれるそんな一冊です。
目次
- はじめに
- 耀香流 朝から晩まで24時間お清め生活
- 第1章 呪いをもらわない
- 第2章 魔がささないようにする
- 第3章 自分の人生を全うする心がけと習慣
- おわりに
一言コメント
スピリチュアル本ではあるのですが、ちょっとした意識改革をしてくれる自己啓発的な役割もあり、明日からの生活を少しだけ変えてみようかな、と思わせてくれます。
全体を通してイラストを交えながら簡潔に書かれており、目次に入るまでの導入部分だけでも幸せへのヒントが充分詰め込まれているので、時間のない人にもおススメの一冊です。
注目の文章ピックアップ
・どんな人でも、人間ですから、何かの拍子に「魔がさす」ことがあるのです。それにより、呪いを受けるのです。
・「魔」は感謝のエネルギーが苦手です。「ありがとう」と言うと魔は去っていきます。
・知らないうちに無意識で使ってる口癖が呪いを引き寄せます。「でも」「だって」「そうはいっても無理だし」「どうせ○○だし」などの言い訳や、「死ね」「クソ」「カス」などの強力な否定言葉は使わないようにしましょう。
・嬉しいことがあっても、「あっ、そうなんだ」、悲しいことがあっても「あっ、そうなんだ」と、感情を極端にぶれさせずにいつも真ん中でいるようにする。
・その人が持っているカルマ(生まれながらに背負ってきた業)も数によってわかります。それが「破壊の数」というものです。自分でその数字を使うと、そのカルマと呼応して、災難を引き寄せてしまいます。
・一人でいる時間や仕事中など、力が抜けたときに常に考えてしまったり、後悔したりすることはありませんか?その後悔が自分への呪いになります。
・人はよいことがあると、慢心してしまい、自分の力を勘違いし、神様、守護霊、周りの人たちからのサポートがあったことを忘れて、お陰を顧みなくなります。その怠った心は魔の大好物です。
・人の念を感じやすい人は、常に塩を携帯して、魔的なエネルギーを受けたかな、と思ったときは自分の肩に塩をかけて祓ってください。その場合は「左肩→右肩→左肩」の順番でやります。
・人はどうして生まれてくるのかというと、「魂の成長」のために生まれるのです。
・過去の出来事の呪縛から解放されて、今の幸せにフォーカスしましょう。すると、魂が輝き出すようになります。