ミラクル ヒーリング2 宇宙的しがらみの外し方
- 著者:小林 健 吉本 ばなな
- 出版:株式会社 ヒカルランド
- 発行:2017年2月28日
- 価格:1204円+税
- 頁数:152ページ
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
ミラクル ヒーリング2 宇宙的しがらみの外し方では、世界的なマスターヒーリングマイスターの小林健さんと、小説家として活躍している吉本ばななさんの対話をまとめた本です。対談内容は日本の社会のことや病気の治し方、ヒーリングについて多岐にわたりますが、中心になるのはタイトルにもあるしがらみの外し方についてです。
<<ガンの悪化は人とのしがらみのせい>>
小林さんは日本人のほとんどは、しがらみに縛られているせいで生活や恋愛が上手にいかなかったり、病気がさらに悪化してしまったりすると言っています。さらに、ピンポイントに小林さんの言葉を紹介すると、日本人の死因であるガンは人とのしがらみのせいで進行しているとも言っています。
日本でもアメリカでも、現在のガンの治療は抗ガン剤によるものが多いですが、実は抗ガン剤治療というものは行うことで、体がさらに悪くなる猛毒のようなものであるそうです。しかし、医者は抗ガン剤を打つことで体が不調になるため、これを抑えるための薬や診察を行うのでビジネスになり儲かります。
したがって、医者としては少ししか進行していない患者さんや、ガンではない人に対しても治療を進めているそうです。小林さんは患者さんの波長で病気かどうかを判断できますが、子宮ガンの可能性があると医者に判断された人が、実は妊娠しているだけだったということもあったようです。
しかし、日本人は特にしがらみに縛られているため、自分が抗ガン剤や放射線の治療を行いたくないとしても、医者や家族の「抗ガン剤治療を受けてほしい」という言葉を断れない人がほとんどのようです。
<<しがらみは自分がキープをしている>>
日本人はしがらみに囚われている人が多いですが、しがらみをキープしている原因は自分でキープしている、さらに踏み込むとしがらみが好きだからと、小林さんは言っています。しがらみを自分でキープしていると言われても、余りピンとこない人も多いかもしれませんが、日本にはたくさんのしがらみが溢れています。
小林さんは日本人が訪問先にお土産を必ず持っていくことに、しがらみを感じているようです。そして、お土産を渡すときには定型文として、「つまらないものですが」というフレーズを何気なく使っていることもしがらみのひとつです。
このような、日本人特有のしがらみを小林さんは嫌っていて、自分から近づかない様にしています。本当にしがらみに囚われたくない人は、小林さんの様に自分からしがらみを嫌って、意図的に離れて行かなければならないことを説明しています。
<<しがらみを解き放ち自分らしく生きる>>
小林さんと吉本さんは日本人の多くは、しがらみをキープしているせいで人間味を失っていると言っています。接客業の人の「いらっしゃいませ」にも心がこもらずに、形だけでやっていることが良い例です。しかし、他国、特にスペインでは人間味にあふれた人が多く、医者であっても抗ガン剤治療を勧めないそうです。
ここでは、紹介しきれませんでしたが、しがらみに縛られている人とそうでない人の実体験を、本書では紹介しています。中には病気や生活のこと以外にも、男女の恋愛や結婚の話や経済的な話もあります。
しがらみに縛られていることによって、自分らしく生きられなくなってしまい、最悪の場合、死を早める原因にもなります。この本を購入することで、しがらみの解き方を知ってみてください。
目次
- miracle healing1 日本人のほとんどはしがらみにとらわれている
- miracle healing2 本当に愛し合っている夫婦はほとんどいない
- miracle healing3 結婚はせずに事実婚のほうがいい
- miracle healing4 マーカーはガンの進行をあらわすものではない
- miracle healing5 どうしたら日本人のしがらみを解けるのか
- miracle healing6 押してダメなら引いてみる
- miracle healing7 有楽町の居酒屋のサラリーマンは、心の底から笑えるような会話をしてない
- miracle healing8 言いたいことは言う
- miracle healing9 人のつながり、波動が大切
- miracle healing10 高級ホテルにいる霊はへばりついてるので消すのに時間がかかります[ほか 28]
一言コメント
本書で書かれている小林さんと吉本さんの対談は、現代の日本人に当てはまることが非常に多く、自分の心に残る話がいくつもありました。明日からはしがらみに縛られずに、少しずつ自分らしく生きていけると感じる素敵な本です。
注目の文章ピックアップ
・小林 船井(幸雄)先生がいつも言うんですが、ほとんどの日本人はしがらみにとらわれているそうですから。
・吉本 抗ガン剤をやらないなんて家族が悲しむからムリ、みたいな話をよく聞きますね。永塚 自分はイヤなんだけど、家族のために1回やりますという手術でガタガタガタと崩れていくこともありますね。
・小林 もうひとつは、転移もガンが悪くなったことじゃないのです。あれは驚かして次の仕事をもらっている。抗ガン剤や放射線を使うとビジネスが4割増えるんです。胃が痛くなるので胃薬、気持ちが悪くなるので吐き気どめ、毛が抜けるので何とかというように薬漬けになる。だから抗ガン剤を打ちたいみたいですよ。
・小林 結局、しがらみというのは、人からもらっているのではなくて、自分がキープしているものなんです。吉本 わかる。そこは本当に深く学びたいところですね。私はいつもそのことを考えます。