「神様アンテナ」を磨く方法 誰もが感じているのに気づいていない幸福のサイン
桜井 識子(2015/12/11)

 

「神様アンテナ」を磨く方法 誰もが感じているのに気づいていない幸福のサイン

    • 著者:桜井 識子
    • 出版:株式会社KADOKAWA
    • 発行:2015年12月11日
    • 価格:1,400円+税
    • 頁数:230ページ
    • 評者:北島歩
    • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

「神様アンテナ」を磨く方法は、日常の中で神仏とどう関わっていくのかを語り口調で綴っています。
著者の桜井識子さんの実体験を特別なことではなく、読者が共感しやすいスピリチュアルの書籍です。

<より強く神様の加護を受け取るために>
神様の加護をより強く受けるためには、人間関係と同じく「相手の嫌がることはしない」のが鉄則です。
お参りの際に気をつけるべきマナーを守らないと、お願いごとをしても神様からの恩恵は弱くなってしまうのです。
例えば、神様は穢れを嫌うため参拝しても近づけないので、良い気を受けられません。
そのため、多くの加護を受け取るには嫌われることを知っておく必要があるのです。

<神様や眷属にも個性がある>
例えば、学問の神様として祀られている”菅原道真公”はご存知の方も多いと思います。
道真公を祀っている神社は、関東だけでも30ケ所以上あるのです。
そのため、道真公と同じ修行をされて神様になった方が分社を守られています。
この分社にいらっしゃる神様は、1人ずつ性質が違いクールだったり大人しかったりするのです。
眷属も同じで、多少のことでは怒らない温厚なタイプや厳しいタイプが居ることについて、本文では楽しげに触れています。

<引っ越しの際に避けたい環境>
どんなに綺麗なマンションであっても、住んでしまうと体調を崩しやすくなる環境があるのです。
著者が息子さんの引っ越しについての件で、川や墓地の近くは良くないと警告しています。
引っ越しをする際には、物件だけじゃなく周囲の環境を調べることも大切です。
ですから、「良い物件が空いたから、即引っ越し」は避け、実際に自分の足で歩き「気持ちいいと感じる」環境か確かめてください。

<他人の親切を素直に受け取るべき>
誰かに親切にする行動は、「徳を積む」ことになります。
実は、誰かの親切を断ったことが「その人の徳を積む機会をなくす」行為に繋がるのです。
ですから、親切を心苦しいと思わずに「ありがとう」と素直に受け取っておきましょう。
そして、「あんなにしてあげたのに」という気持ちも「徳が積めてありがたい」と切り替えることの大切さを本書では教えてくれています。

<親族が亡くなった場所での声掛けについて>
普通は「お葬式や49日の法要が済んだから安心」と思うものです。
本書では、亡くなった現場や病室に魂が残っていると成仏ができないと説明されています。
そのため、その場で「一緒に行こうね」と声をかける必要があるそうです。
この声掛けは、後日になっても大丈夫なので覚えておいてください。

目次

  • はじめに
  • 第1章 参拝時のタブーを検証してきました!
  • 第2章 どうやって神様になったのか質問してきました!
  • 第3章 トイレの神様、大黒様・・・から学びました!
  • 第4章 都会の神仏の温かさに触れてきました!
  • 第5章 誰もが「神様アンテナ」を持っています!
  • おわりに

一言コメント

神様のことを否定してはいませんでしたが、読み終わったあと神様が身近な存在に感じられました。
著者の実体験を、語り口調でかみ砕いて説明してくれるため、素直にメッセージを受け取れます。普段の生活を少しでも良くしていきたい、スピリチュアルを身近に感じたい方におすすめの一冊です。

注目の文章ピックアップ

・仏様にタブーはありませんが、神様にはあります。それが穢れと呼ばれるものです。

・それは「けがれ」と読みますが、汚れているとか、きたないといった意味ではありません。古くから伝わってきた神様が苦手とされているものです。

・「喪中に鳥居をくぐりおってー!」とこぶしを振り上げているのですが、叱るためには私のそばに来なくてはなりません。しかしそれは本当に嫌なのでしょう。

・ここのお稲荷さんは、「生理中に参拝してすみません」と謝ると、「よいよい」と許してくれました。驚きました。

・他人を思いやる、他人に親切にする、他人のために何かをする、という美しい行為は、確実にあちらの世界に届き、貯金となります。

・息子が住んでいるマンションの霊はかなり強いようで、その霊の作用でどうしても同じ波動の物件を選ぼうとするわけです。

・人に親切にしてもらったら、相手は小さな修行をしているのだと考え、なるべく受け取ったほうがいいです。

・受け取ることにより、天に徳を積むという尊い行為の「お手伝いをさせてもらう」ということにもなります。

・男性は即死でしたから、救急車が到着したときはすでに魂の緒が切れていたのです。

・逆に少しでも息があれば、一緒に乗って行けていたというわけです。

・大事な家族、近しい人を、そのような状態にさせないためには、亡くなった現場に迎えに行かなければなりません。

・その祖母が亡くなった時、祖父は病院でお経を唱えて、「一緒に帰ろう」と言っていました。

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「神様アンテナ」を磨く方法 誰もが感じているのに気づいていない幸福のサイン 桜井 識子

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