「幸せのタイムライン」に乗る生き方の法則
- 著者:櫻庭 雅文
- 出版:徳間書店
- 発行:2018年2月28日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:255ページ
- 評者:宮村凌
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
編集者や出版プロデューサーを経て作家となった櫻庭さんは、これまで300以上の書籍を世に出してきました。
イハレアラカ・ヒューレン博士との出逢いを切っ掛けにスピリチュアルな世界へ入る事になります。
そんな櫻庭さんの『「幸せのタイムライン」に乗る生き方の法則』は、私たちが人生において“つらさ”や“苦しみ”を感じるのは“怖れ”であるという観点から、“怖れ”を感じる原因について、有名人や国家という単位での“怖れ”を例に挙げながら解決してくれる書籍です。
本書では、私たちは一本の「幸せのタイムライン」の上に生きていると言っています。しかし、私たちが幸せの絶頂を感じるのは“一瞬しかありません。
私たちは一本の「幸せのタイムライン」上で、“幸せ”へ向かって前進したり後退したりしながら生きていると言うのです。
≪「幸せのタイムライン」を後退させる原因は”怖れ“である≫
私たちを幸せから遠ざけてしまう原因は、私たちが心の奥に秘める”怖れ“である、と著者は言っています。
幼い頃に受けた虐待や、劣等感、親からの厳しい躾や育った環境が大きく心に作用する事で、大人になっても様々な”怖れ“を抱いたまま生きてしまうのです。
また、”怖れ“は現世で受けたつらい記憶に限らず、過去世から持ち越した”現世で解決すべき怖れ“もあります。
それら全ての”怖れ“が「幸せのタイムライン」を後退させる原因だと著者は言います。
≪”怖れ“の原因はチャクラの歪みである≫
”怖れ“はチャクラの歪みとなって記憶される、と著者は言っています。
私たちの持つ7つのチャクラは、現世や過去世の”怖れ“を歪みとして記憶します。
虐待や生命に関わる体験は「第1チャクラ」を歪ませます。また、幼時の性的体験などの屈辱体験は「第2チャクラ」を歪ませます。厳しい躾やいじめなどの支配と被支配の体験は「第3チャクラ」を歪ませるのです。
“怖れ”を感じる体験は、それに応じた7つのチャクラそれぞれに歪みを生じさせ、1つの歪みはその他のチャクラにも影響を及ぼします。
≪”怖れ“を手放す4つの言葉と言霊ワークで愛へ進む≫
”怖れ“を手放し幸せを掴む為に、本書で紹介される以下の4つの言葉でチャクラを浄化します。
よかった。
ありがとう。
大好き。
楽しい。
4つの言葉を普段から意識して使い、また本書最後で紹介されている具体的な「言霊ワーク」は、自分で出来る方法なので、ぜひ実践してみましょう。
つらさや苦しみが”怖れ“であることに気付き、言霊を使ったワークでチャクラの歪みを浄化する事で、日常を愛に満ちた幸せなものへと導いてください。
目次
- まえがき
- 第1章あなたを幸せから遠ざけているのは“怖れ”だった
- 第2章過去世や現世の“怖れ”の記憶から自由になろう
- 第3章すべてが「幸せのタイムライン」とともにある
- 第4章 “怖れ”を手放して愛へ進むための気づきと言霊
- あとがき
一言コメント
不安やつらさの原因が”怖れ“である事を、有名人の過去や人の口癖を例に挙げ、”怖れ“と7つのチャクラの関係性を織り交ぜて紹介する事で、読者の”怖れ“も分析し易くなっています。
また、章毎の小見出しもテンポが良く、読みながら自分に当てはめる事も出来、読了する時には自分が何をすれば良いかを理解出来る一冊です。
注目の文章ピックアップ
私たちが一本の「幸せのタイムライン」の上を生きているにも関わらず、幸せや愛を感じられないのは”怖れ“によるチャクラの歪みであるという観点から、“怖れ”の原因の探り方を示し、手放す方向へと導いてくれます。
● 人はそもそもたくさんの“怖れ”を抱えて生きている
● “怖れ”を手放す事ができれば、“幸せのタイムライン”を前進して、幸せに近づく事ができます。
● 「私たちの魂や心は経験したことの記憶でできている」
● “怖れ”はチャクラの歪みとして記憶される
● 現世で体験することは、必要なときに必要なことに巡り合うようになっています。
● 自分の“怖れ”に気づくためにまず一番最初にやるべきことは、自分の親の生き方を見ること
● “怖れ”をネガティブにとらえて、自己否定したり、自分のおかれた環境を恨めしく思ったりする必要はありません
● “怖れ”があるからこそ生きる意味がある
● 気づきのポイントで自分の“怖れ”を知って手放し、さらに言霊で“怖れ”を祓って浄化してください