霊能者、占い師、スピリチュアル能力者に頼るな! 霊能者天妙龍啓による、自身の力で開運し、人生を好転させる為の手引き
天妙 龍啓(2017/6/5)

 

霊能者、占い師、スピリチュアル能力者に頼るな! 霊能者天妙龍啓による、自身の力で開運し、人生を好転させる為の手引き

  • 著者:天妙 龍啓
  • 出版:ギャラクシーブックス
  • 発行:2017年6月5日
  • 価格:1,738円
  • 頁数:174ページ
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

人は悩んだり、不安になったりすると、不思議な力に頼りたくなることがあります。神仏様に願掛けをする、霊能者・占い師・スピリチュアル能力者に助言を求めるなどの行動に移すこともあるでしょう。本書の中で、筆者は、開運のために正しい作法で寺社様をお参りすることの大切さを伝えると同時に、悪質なスピリチュアル系能力者に騙されないようにと警鐘を鳴らしています。

《著者「天妙 龍啓」氏について》

本書の著者である天妙龍啓(てんみょうりゅうけい)氏は、俳優として活動する傍ら、霊能者としても活躍しています。もともと憑依体質があり、霊障に悩まされていた筆者でしたが、3年の霊能修行で、見事その体質を克服しました。以後、弟子の育成を行いながら、
時代の流れとともに廃れてしまった古の霊能技術や寺社様参りの風習などを復活させる活動を続けています。

漠然とした不安を抱え、心を病む人が増えたのは、神仏様への礼節を欠くようになったからだと筆者は主張します。礼節を欠く行為とは、寺社様をお参りする際の作法が間違っている、無意識で禁止行為を行う、などです。

元来、神様はその土地を守ってくださり、仏様は私たち人間を守り、導いてくださる存在です。しかし、人間社会と同様、礼儀を外す行為をすれば、神仏様に嫌われ、大事な恩恵を受けられません。

本書には、寺社様での禁止行為が具体的に示されているとともに、正しいお参りの作法も書かれています。本書内で筆者が綴る言葉は、神仏様に対する、これまでの自分の礼儀作法を省みるのに非常に有益です。

《筆者が「氣」と表記する理由について》

本書の中で、筆者は「気」という漢字を、あえて「氣」と表記しています。「氣」は気の旧字体として扱われていますが、1900年代の前半には、一般に使われていた漢字です。第2次世界大戦後の漢字表記の見直しにより、「氣」は現在の「気」に変更になりました。

「氣」は、エネルギーを表す漢字です。きがまえ(气)の中の「米」は、エネルギーの八方広がりを表しています。一方、「気」の中は「〆」であり、エネルギーを閉じ込める表現になっているのです。

筆者は、本来エネルギーを放出するはずの「氣」の字が「気」となり、力を閉じるという意味に変わった結果、人の想いの力が弱くなったと主張します。表記にしてみれば些細な変更かもしれませんが、言葉に言霊が宿ることを考慮すると、私たち人間にとっては、大きな変化なのです。

筆者が文中であえて「氣」と表記したのは、エネルギーを閉じ込めずに、強い意思を持って行動してほしいというメッセージと受け取れます。

《開運のカギを握るのは「自分自身」である》

私たち人間は、思い悩むと、スピリチュアルな力に頼る、自分の不運を他人のせいにする、などといった行動をしてしまいがちです。なぜなら、不安や苦しみから手っ取り早く逃れられる方法だからです。

しかし、それでは根本的な解決にならないどころか、悪質なスピリチュアル系能力者のいいカモになり、大金を払ったとしても、ますます状態が悪化することに繋がりかねません。

失敗も成功もすべては自己責任であると腹をくくり、言い訳をせず、常に前を向いて自分を高める努力を繰り返すことで開運をつかめると筆者は述べています。

実りある人生を送るには、ほかでもない自分自身の考えや言動が大きく左右することを再認識できる書籍です。

目次

  • まえがき
  • 第1章 神仏様と人との本来の関係
  • 第2章 般若心経について
  • 第3章 似非霊能者、占い師、スピリチュアル系霊能者に騙されない為に…
  • 第4章 霊障とは
  • 第5章 霊能を鍛え伸ばす事の有用性
  • 第6章 素人でも安全に行える様々な対処
  • 第7章 開運について
  • 第8章 誰でも出来る開運テクニック集
  • 第9章 寺社様でのお参りの作法
  • あとがき

一言コメント

本書のタイトルにある通り、開運をつかみ、人生を好転させるのに、霊能者やスピリチュアル系能力者に頼る必要はありません。大切なのは、自分を知り、神仏様に礼儀を尽くし、自分自身を高めていくことだと教えられる1冊です。

注目の文章ピックアップ

・神仏様は確かな意志を持ち、御神域、ご霊域、そして自然の中や人々の近く等、様々な場所で確かに存在するのです。

・何より、心を綺麗に寺社様で神仏様に、心から礼儀を尽くして生きていれば、本当に困った時に神仏様が救いの手を差し伸べて下さり、どこかしらで助け舟を出して下さいます。

・あなたがもし、今現在霊障に悩まされていて、霊障を本当の意味で克服したいのであれば、解決方法はシンプルで、神仏様に、礼儀を尽くし、自分を磨き、自身の霊格を上げていけば良い。

・そして、忘れてはいけないのが、神仏様は人の成長を促すためのヒントを下さる事はあっても、簡単に答えを伝える事は絶対にありません。

・開運したいと思うのであれば、一番に行うべき事は自分を知るという事。

・どう生きてどう過ごすか、それもあなたの自由であり、自分で決めて自分で行動し、常に自身を高めようと繰り返し行動するその先に、本当の「開運」が待っています。

・神道、仏道とありますがその前に人の道。

・人生を切り開き、開運を掴み好転させる事が出来るのは、霊能者や占い師、スピリチュアル能力者等では無く、あなた自身です。

ネット書店で購入する

霊能者、占い師、スピリチュアル能力者に頼るな! 天妙 龍啓

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

スピリチュアルブログ_本の書評_バナー

 

SSL GlobalSign Site Seal