スピリチュアルブログ版ダイジェスト

お金持ちになりたい。素敵なパートナーが欲しい。有名になりたい。成功したい。
そんな風に私たちは幸せになるための条件を揃えようと生きてきました。しかし、何も持っていなかったとしても私たちは既に幸せだったのです。
宇宙からこの肉体と命という偉大なものを与えられ、人間を体験し、人間を生きていることこそが最高の幸せであること、幸せになるのではなく幸せだったことを思い出した瞬間、新しい景色が見えてくるはずです。

＜＜私たちはみな宇宙に愛されている存在＞＞
私たちが生きていくためには、空気も水も太陽の光も必要です。
そんな生きるために必要な要素を、宇宙は私たちに無償で与えてくれています。
どんなに悪いことをしてきた人でも、嫌な人でも、誰にでも空気や太陽の光や水を与えられていることこそが宇宙の無条件の愛であり、私たち人間はみな愛されているという証なのです。

＜＜この肉体で世界を感じ、感情が揺さぶられる幸せ＞＞
綺麗な風景を見たり、匂いで思い出が蘇ったり、おいしいまずいと感じたり、私たちは視覚、嗅覚、味覚などの五感でこの世界を感じています。
また、食事を作ったり作らなかったり食べたり食べなかったり、掃除をして心の邪気が取り払われたり、日々の生活においても時間や行動のとらえ方を選ぶ権利を与えられています。
そして、何より私たちには感情があります。
喜怒哀楽、恐れ、恋心、裏切り、失望。プラスの感情であれマイナスの感情であれ、その感情を抱き、思いっきり笑ったり泣いたり傷ついたりできることが私たちが人間であることの最も大きな幸せなのです。

＜＜新しい幸せの定義＞＞
何かを手に入れることが幸せなのではなく、そもそも幸せは手に入っているものだと気づくだけ。
「ない」を「ある」に変えるのが幸せなのではなく、「最初からある」ことに気づけばいいだけ。
今までやりすぎていた余計なことをやめ、ありのままで完全な自分に戻るだけで、探していた答えが自分の中にあったことに気づくはずです。
欲しいと思っているものが手に入らなくても、今日も人間として生きているという事実が幸せなんだということ。その真実に気づき、真の豊かさを堪能している人には、その波動に同調して真の豊かさが現実化していきます。
必死になって何かを揃えるよりも、今幸せだと感じることのほうが幸せな人生につながるのです。

＜＜幸せを思い出す習慣＞＞
本を読んだ瞬間や直後は今が幸せだと思えたとしても、日々生活しているとその幸せを感じることを忘れてしまいがちです。
そんなとき幸せであることをいつも思い出せるようになるために、するといいことがあります。
・幸せタイムを自分にあげる。
・不快に思っていることをやめる。
・黙想の時間を作る。
・「ああ、幸せ」とつぶやく。
具体的な内容や方法は本書に記されていますが、これらのことを習慣的にすることで、いつでも幸せであることを思い出せる自分を作ることができるのです。

目次

• プロローグ
• Scene1　あなたは、愛され、恵まれ、必要とされている。
• Scene2  あなたは、世界を感じ、味わい、堪能する力を与えられた。
• Scene3　生活というアトラクション
• Scene4　宇宙は、感情という特権を与えた。
• Scene5　なぜひどい目に遭うのか？なぜひどい目に遭わせるのか？それすらも幸せなのか？
• Scene6　あなたには新しい幸せの定義が必要だ。
• Scene7　幸せを思い出す習慣
• おわりに

一言コメント

私たちはどうしても他人と比べたり、自分の思い通りにならないことで自分を不幸だと思ってしまいがちですが、そんな感情を抱くことすら幸せであるという真実に目が覚める思いでした。
自分にないものではなくあるものに目を向けることが幸せになるための唯一かつ最強の手段であると知ることができました。

注目の文章ピックアップ

・この世界を、本人の好きなように、どんなふうにでも見られるんだ。そういう自由を宇宙から与えられた。

・昨日のあなたはもういない。追いかけてつかまえようとしても今日のあなたしかいない。昨日のことはもう存在していないんだ。

・涙を溢れさせることを怖がらなくていい。心の痛みが癒されるまで、涙をいっぱいいっぱい溢れさせていい。

・あなたは魂が歓ぶことだけを、選び続けていいのだ。魂の歓びは、あなたの幸せを指し示す、宇宙が与えた羅針盤なのだ。

・自分の本当の気持ちに気づくことは、とても大きな喜びだ。何十年も探し続けていたものと、やっと出会えたような感動と安堵が広がる。

・あなたがくやしさを感じられるということは、あなたにまだ発揮されていない力があるという証なんだ。

・私たちは宇宙から、自分で恐れの設定変更をする力を与えられた。それが現代に生まれてきた人間たちに課せられたチャレンジなのだ。

・すべてを見通すことのできない人間にとっては、人生があたかもうまくいっていないように見えるけど、宇宙から見れば、すべてが順調に行っている。

・私たちは自分に都合のいいように、人に生きてもらおうと期待することをそろそろやめていい。

・ああ、幸せだと感じられるなら、宇宙にはあなたの発している幸せの周波数が届き、その周波数に見合ったものが、カタチとして現像化し、もたらされるようにできている。