【伊勢の神様】秘伝開封
羽賀 ヒカル(2020/1/31)

 

【伊勢の神様】秘伝開封

  • 著者:羽賀 ヒカル
  • 出版:株式会社 ヒカルランド
  • 発行:2020年1月31日
  • 価格:1,800円+税
  • 頁数:243ページ
  • 編集:スピりんく 編集部

スピリチュアルブログ版ダイジェスト

伊勢神宮には2千年以上の歴史があります。このような長きにわたり、時代を超えて神宮が続いたのは、魔を寄せつけない強い結界があったためです。また、祭祀を担う代々の天皇の存在も大きく寄与しています。日本国民の幸せを祈り続ける天皇と、信仰する人々の間に「和」が生まれ、それが最強の結界となっているのです。本書を読むと、和することの重要性を理解できます。

《著者「羽賀ヒカル」氏について》

本書の著者である羽賀ヒカル氏は、15歳で、師匠の北極老人と運命的な出会いました。北極老人は9流派の占いを極め、膨大な鑑定歴を持つ、占い師のレジェンドです。北極老人に影響を受け、羽賀氏も占いの道に進むとともに、古神道の秘伝を継承しました。

大学生になってから、就職、恋愛、お金、人間関係など、さまざまな悩みを聞き、本格的な人生相談をスタートさせ、以後、数千人もの人々を開運に導いた経歴があります。現在も北極流の人生相談を続けながら、全国各地で講演会を開いたり、開運のための著書を手がけたりするなど、幅広く活動中です。

また、羽賀氏は、神道の精神を蘇らせることを自分の使命と考えており、ブログや動画系SNSなどで情報発信しています。

《令和は「和」を実現する時代》

太古の日本では、神さまと人は1つであり、言葉を交わさずとも会話ができました。人は、あらゆる自然とも話ができたといいます。争いや奪い合いなどのない平和な世界でした。

しかし、言語が発達し、物質・経済の発展に重きを置く時代が到来すると、古来、人々が持っていた神さまや自然と会話できる能力が失われ、住む世界も分断されてしまったのです。争い、奪い合い、差別なども生まれました。

物質や経済的豊かさは手に入れられたものの、争いごとや略奪などが絶えず、大切な何かを失ったように感じる人が多いのが現代の日本です。「平成」は大きな災害が多く、経済も低迷し、まさに、天照大神が天の岩戸にお隠れになったときと同じ、暗闇のような時代でした。

一方、「令和」は美しく和する時代であり、その言葉には日本人の原点である「和の精神」を取り戻そうというメッセージが込められていると筆者は語っています。天岩岩戸開きでは、八百万の神々が知恵を出し合い、協力し合ったことで天照大神を岩戸から出すことに成功しました。そして、光に満ちた世界がよみがえったのです。

つまり、令和は、「和」を実現することによって人々が心に光を取り戻し、本当に輝ける時代になると筆者は述べています。

《天照大神のエネルギーを受け取り、功徳を発揮する》

伊勢神宮の主祭神は、太陽神の天照大神です。一般的に女神として知られていますが、実は男神だったという説もあります。さまざまな歴史研究者がこの謎を解き明かそうとしていますが、答えは出ていません。

しかし、「伊勢」が持つ言葉の意味が「異性」を示すことを考えると、天照大神は火(男性性)と水(女性性)を持つ神(火水)であるともとらえられます。相反する2つものが1つになる、「和」の象徴がまさに天照大神なのでしょう。

天照大神、つまり、光は本来私たちの中にあると筆者はいいます。天照大神に好かれる生き方をすることで、その強いエネルギーを受け取ることができるのです。

そして、人の幸せを祈り、人が喜ぶことをすることで、今度は自分が太陽のような存在となり、良いエネルギーの循環が生まれます。つまり、功徳の発揮であり、筆者がいうところの和の実現です。本書を読むと、和を重んじることで、運が開けていくと実感できます。

目次

  • はじめに
  • 第1章 なぜ伊勢神宮は守られ続けてきたのか
  • 第2章 伊勢の神様の秘密
  • 第3章 運命を変える神社参拝法
  • 第4章 心の太陽を目覚めさせる
  • おわりに
  • 護符の使い方

一言コメント

かつて神さまと心を通わせていた日本人の子孫である私たちは、心のどこかで和することを求めています。和の象徴ともいえる天照大神を祀る伊勢神宮に魅せられる人が多いのはそのためでしょう。令和は、日本人の原点である和の精神に立ち返る時代であると教えられる1冊です。

注目の文章ピックアップ

・火(男性性)と、水(女性性)がひとつになったとき、人は、究極の幸せを知り、生きながらにして、神(火水)になれるのです。

・バラバラだったものが、和合して、人と神とが、ふたたび、”一つ”になる。”神人合一”を、果たすための場所、それが伊勢神宮なのです。

・太陽の光は、すべてを平等に照らしてくれるから、力まかせに人に認められようとしたり、勝とうとしたり、人を裁いたり、恨んだりしなくてもいい。

・やはり、ふだんの生活、家庭、仕事、恋愛、人間関係のなかで、まるで、伊勢神宮につながっている、天照大神に守られている、そんな感覚になれてこそ、本当の神社参拝といえるのです。

・運命の人に出会うための道は、自分を”許す”ことからです。

・「どっちを選んだら、みんなが幸せになるか」「神様なら、どちらを望まれるだろう」と、ひとつ次元の高い視点で、懐の深い決断をするからこそ、”和”が保たれます。

・独占しない。ひとり勝ちしない。人の喜ぶことをする。与える。恩返しする。そうするからこそ、またお金がエネルギー(運)に変わって、よい循環が生まれるのです。

・つねに神様にアンテナを向けていれば、あなたの日常の中にも、神様からのメッセージが届くはずです。

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【伊勢の神様】秘伝開封 羽賀 ヒカル

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