神様と繋がるために私がした5つのこと
- 著者:安岡 直子
- 出版:光文社
- 発行:2022年1月30日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:159ページ
- 評者:井口 まどか
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
本書では、神様と出会い、神様と繋がるための神社参拝方法、神様への話しかけ方、願い事の仕方、神社での神様写真の撮影方法などについて、著者の経験やエピソードをふまえながら、わかりやすく解説されています。
神様と繋がるには、特別な能力が必要に思われますが、神様を信じる純粋な気持ちがあれば、誰にでもチャンスが巡ってくると著者は主張します。
本書を通じて、神様と繋がる方法を楽しみながら独習できるのが魅力です。
《著者「安岡直子」氏について》
本書の著者であり、スピリチュアル・メッセンジャーの「安岡直子」氏は、宮城県仙台市で生まれ、東京で育ちました。
著者はこれまで数々の神社を参拝し、神様と対話を続けるうちに、神様からのメッセージを受け取るようになったといいます。
そのようなスピリチュアルな体験と神様修行を経て、筆者は独自の神社参拝方法や願い事の仕方、さらには神様と繋がる方法にたどり着いたのです。
また、神様からのメッセージをシェアすることで、多くの人が幸せになることにも気づき、セミナー講演、紹介制の鑑定、ブログでの情報発信などを通じて、自身の経験や願いが叶いやすい神社参拝方法を伝えています。
《誰もが神様と繋がることができるチャンスを持っている》
神様と会話できるのは、生まれながらに特殊な能力や才能が備わっている、特別な人間に限られると思う人が多いのではないでしょうか。
著者によると、生まれ持った能力や才能はまったく関係なく、誰にでも神様と繋がるチャンスがあるといいます。
著者自身も、もともと神様と繋がる能力があったわけでなく、神社を繰り返し参拝し、著者がいうところの“神様修行”を続けることでさまざまなことを学び、神様からのメッセージを受け取れるようになったのです。
“神様修行”と聞くとハードルが高そうに思えますが、本書では著者が長年の経験をもとにたどり着いた神様と繋がる方法について、順を追ってわかりやすく書かれており、楽しみながら独習できるとわかります。
《著者が神様と繋がるために繰り返し実践した5つの法則》
神様の声が聞こえなくても、姿が見えなくても、私たちは神様と繋がっていると著者は主張します。さらに、神様はいつもすぐそばにいて、私たちは日々たくさんのサポートを受けているとも述べています。
著者は、さまざまな神社を巡る中で、神様の声が聞こえなくても、多くの神様の存在を感じ、たくさんの支援を受けていたことに気がつきました。そして、神様の存在を心で感じ、感動した後は、必ず良いことが起こったといいます。
これを著者は「神様からのお手配」と感じ、神様に心からお礼を伝えていました。
そして、著者は15年間、特に意識することなく、同様の行動を1度も欠かさずに繰り返してきたといいます。
つまり、著者が幾度となく繰り返してきた「神社に行く、神様の歓迎に感動する、神様を感じられた喜びを表現する、良いことが起きる、神様にお礼を伝える」の法則こそが、神様と繋がるための近道なのです。
神社に行って、良いことが起きる、再びお礼参りに行く、といった参拝パターンは、すでに多くの人が実践しています。一方で、神様の歓迎に感動し、喜びを表現する行為はよく知られていないと筆者はいいます。
神様と繋がるには、「感動」と「喜び」の要素を加え、5つのポイントがループするようにひたすら繰り返すことが重要だとわかる1冊です。
目次
- はじめに
- Part1 神様と繋がる参拝方法とは?前編
- Part1 神様と繋がる参拝方法とは?後編
- Part2 どんな歩みで神様とお話ができるようになったか
- Part3 私が出会った、さまざまな神様たち
- Part4 神様と繋がると人生に何が起きるのか?
- おわりに
一言コメント
著者が15年間、1度も欠かさずに実践していた神様と繋がる法則が、本書内で惜しげもなく紹介されています。そのほか、著者流のオリジナル参拝ルール、著者が出会った神様たちのエピソードに加えて、最後に綴られた神様からのメッセージも必見です。
注目の文章ピックアップ
・“神様を信じる”という純粋な気持ちを持ってもらえたら、誰にでも神様と繋がれるチャンスが巡ってきます。
・私が自分の経験を通してみなさんに伝えたいことは、持って生まれた才能や特殊な能力がなくても、“誰もが神様と繋がることができる”ということ。そして神様と繋がるということは、神様に好かれ、驚くほど人生が好転するということだと知っていただきたいのです。
・ 神様はいつも見ています。おそばにいらっしゃいます。みなさんが神様と会える日を楽しみにしているように、神様もその日を楽しみにしているのです。
・神様を愛すれば、神様たちからの愛はおのずと返ってくるものです。
・試練を受け入れ、一生懸命に生きている人を神様は見放すことはありません。
・神様との世界を“楽しむ気持ち”ワクワクする気持ち”を忘れず、心に持ち続けてほしいのです。
・神社に行って上がった波動を、いかに下げないかも、神様と繋がる上で大事なポイントなのです。
・心を変化させ、行動を起こすことによって、大きく答え(道)が変わるということを、神様から学ばせてもらいました。
・ あれもこれもほしいと願うよりも、「幸せの軸」を見つけて、それだけを願っていくほうが、自ずと人生は大きく揺れることなく歩んで行ける。