運命好転十二条
- 著者:小林 正観
- 出版:三笠書房
- 発行:2010年11月8日
- 価格:1,500円+税
- 頁数:206ページ
- 評者:吉田 玉緒
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
本日ご紹介する一冊は、著者の小林正観さんが「運命」を「好転」させる為に、日常的に実践できる十二条をわかりやすく説明した開運書です。
著書累計200万部を突破するほど支持されている著者が、「運命」を好転させる十二条を実践することで、天運を味方にし楽しく幸せな人生を送る方法です。
著書は、初めに運命というものは決まっている・・・、人生のシナリオのとおりに人生が展開していくと言います。
その中で自分の認識によって「価値」が変わることで運命を好転させ、「運の良い」「運の強い人間」になる。とし、それを元に、運命好転十二条を日常的に実践し
読み手が「今までの生き方から変わっていった」と手応えを感じると思えるように。
と、この本で説いています。
その一つが、「おまかせすること」です。
お釈迦様の4つの悟り、「苦・集・滅・道」の「四諦」の「苦」とは、「悩み、苦しみ」のことを言うのだと誤解されますが、「苦」の本質は、「自分が思い通りにしたいのに、それが叶わないこと」。
それならば、「思い通りにならないこと」を作り出さないために、「人生のすべてのことは、思い通りにならないもの」と思い定めることも、解決方法のひとつと諦めることが、「悟り」とのことです。
さらに著書は、もうひとつさらに奥の深い「悟り」は「思いを持たないこと」だといいます。
「思い」が強ければ強いほど、いら立ちは強くなる一方なので、この「思い」を持たなければ、どこにも悩み、苦しみなどは生じない。
だからこそすべてをゆだね、おまかせする。
しかしこれは、努力や頑張りを否定しているのではなく、「思い」をもたなければラクで、楽しく、幸せな生き方ができることなのです。
自分で自分の人生を勝手に決め込まず、やるはめになったことを、ただ淡々と黙って笑顔でやっていくことによって、「自我をなくし人生の流れを読み取れる人になる。」その流れが見えてくると「人生が面白い方向に展開していく。」ようです。
そうした「おかげさまの精神」「謙虚な姿勢」を日々実践することで
神様のみならず、まわりの人たちにも応援してもらい支えられ味方にする、味方になってもらう。
というふうに、運命を好転させていく方法です。
目次
- はじめに あなたが本書に出会ったのは、偶然ではありません。
- 第一部 [基本編]「運命」は、出会いによって運ばれてくる
- 第二部 [実践編]「運命」を好転させる十二条
- 「さ・し・す・せ・そ・わ・か」「和顔」「愛語」
- 「おまかせ」「投げかけ」「食生活」
- 運命好転 第一条 「さわやかであること」
- 運命好転 第二条 「幸せを口にすること」
- 運命好転 第三条 「素直であること」
- 運命好転 第四条 「誠実であること」
- 運命好転 第五条 「掃除をすること」
- 運命好転 第六条 「笑うこと」
- 運命好転 第七条 「感謝すること」
- 運命好転 第八条 「人に喜ばれること(和顔)」
- 運命好転 第九条 「言葉を愛すること(愛語)」
- 運命好転 第十条 「おまかせすること」[ほか 2]
- おわりに 「天運」を味方にして楽しい人生
一言コメント
「眺めてうれしい!」「携帯して楽しい!」「実践して幸せ!」ツキを呼ぶ「運命好転カード」がついており、
日々の生活に取り入れやすいスピリチュアル本です。特に、十二条にまとめられているので心に響きやすく、
気軽に始められるので楽しみながら読み進められる一冊になっております。
注目の文章ピックアップ
・「私は運がいい」と思った瞬間に運命は好転する。
自分の認識によって物事の価値が変わるというのは、「運命」も「幸せ」も例外ではありません。
運命の良し悪しは自分で決めることができるのです。
・この本に出会うようにシナリオを書いていたこと自体が、
あなたの「運命」を好転させていくかもしれないからです。
・「運命好転十二条」をやっていったらどんどん変わっていった、
自分の今までの生き方から変わっていったと思えるようになったら、
とても素晴らしいことです
・本当の幸運というのは、何も起きないで、普通の日々、普通の時間が淡々と過ぎていくということです。
それ以上の幸運、幸福はありません。
・「自分の実力や力によって物事が成り立っているのではない」と考えることです。
「すべての出会いに感謝し、すべてのことを喜び、自分の力などはどこにもない、全部おかげさまだ」
と思いながらやっていくという方法です。そのように考えて生きている人は、謙虚に生きることができます。
うぬぼれずにすみます。
ですから、「運命好転」という話も、基本的には「自分の頑張りや努力によって何かが成り立っているのではない」ということのに立脚しています。努力して頑張れば良いのではなくて、
「神様に好かれる方法論」と言ったら良いのでしょうか、
「四次元的な方たちを味方にする方法、その方たちに味方になってもらう方法」ということになります。