宇宙の法則を使って「人体実験」に成功しました 会社で死にそうだったバリキャリ女子が、人生で奇跡を起こした方法
- 著者:タマオキ アヤ
- 出版:光文社
- 発行:2017年9月20日
- 価格:1,300円+税
- 頁数:199ページ
- 評者:椎原 紘子
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
この本はスピリチュアルコンサルタントであり、実業家タマオキアヤさんの、「宇宙の法則を自分に対して人体実験した」というとても実践的なスピリチュアル本です。著者は若くして父を亡くし、母を助ける為に努力して大手製薬メーカーに勤めますが、人間関係や仕事もうまくいかず、更には難病にかかっていることも発覚します。
自力で頑張っても幸せにはなれないと身をもって知った著者は、スピリチュアル本に書いてあることを自分を使って人体実験を始めます。
本書では、人体実験から得た4つのポイントを紹介しています。
1、本音を口にすること
著者は会社の全体会議で大声で怒鳴られたときに、
「怒鳴られて悲しかったこと、そのままの自分を認めてもらえたら安心する」
という本心を涙ながらに伝えます。
そうすることで上司の態度は変わり、同僚からは信頼を得られ守ってくれるようになります。
2、女性性エネルギーを大事にすること
2012年から始まった女性性優位の社会では「心のままに従う」「魂を充実させる」ということが重要になっているようです。著者は自分の女性性を無視し我慢を強要していた為、著者の周りには我慢強い人ばかりが集まっていたとあります。そこで著者は女性性である「心」が願う想いを、男性性である「思考」が守り叶えていくという仕組みを意識し、我慢をなくし女性性を大事にしていきます。
3、至福の状態でいること
魂が満たされリラックスしている時は、宇宙とつながっている状態で望みが叶いやすいそうです。著者は至福の状態でいると実感できる瞬間が増えてから、望みがどんどん叶うようになります。
4、在り方とやり方の両方が必要であること
著者は、「思考のブロックを外す」ヒーリングの資格を持っていますが、思考のブロックは外せても、実際に行動を起こさなかった為に状況は特に変わらなかったそうです。
夢を叶える為には心の在り方とやり方、至福に包まれながら行動することが大切です。
著者はこういった人体実験を続けていくうちに、だんだんと仕事はうまくいき、人間関係も良くなり、会社勤めをしながら理想の状況を手に入れます。
悩んでいたことが全て解決したことで、もうどんな場所でもやっていけると感じた著者は、これを機に会社を辞めて独立します。
著者はもともと好きだったスピリチュアルのコンサルタントとして起業し、約半年でサラリーマン時代の年収2000万円を、ひと月で稼ぐようになります。
この人体実験は著者の思い描いていた以上に素早く、そして素晴らしい結果となったのです。
目次
- 第1章 会社で死にそうになったので「人体実験」をしてみました
- 第2章 「人体実験」のお話に入る前に、ちょっと難しいけど大事なお話
- 第3章 「人体実験」のファーストステップ~禊とオタマメソッド
- 第4章 「人体実験」のセカンドステップ~「至福の帯」に包まれよう
- 第5章 「人体実験」のサードステップ応用してみよう
- 第6章 これからの時代の生き方
一言コメント
頑張りやで我慢強い著者が書いたからこそ、人体実験した上での心の葛藤や経験談がとても参考になります。今までたくさんの我慢をしてきた方は、この本を読んで共感される方も多いはずです。これからの女性性の時代をよりよく過ごす為に、理解を深めて、実際に行動を起こすときの参考にできる一冊だと思います。
注目の文章ピックアップ
・今は女性性エネルギー優位の時代、思考より魂の時代です。
・女性性優位の社会のキーワードとは「心のままに従う」「魂を充実させる」「平和」「愛」「共存」「循環」「非物質主義」
・我慢は猛毒
・素直で正直なエネルギーを発していると、まわりからも素直で正直なエネルギーが返ってくるので、良い循環が生まれます。
・自分がどんな人間か知りたいのであれば、今自分が付き合っている友人や会社の人をよく観察すれば良いのです。
・自分の望みや願いは、口に出したり書き出すなどして表に出すと、本当に叶いやすくなります。
・頑張ってもうまくいかない、願いが叶わないというときは、潜在意識がNOと言っている状態なんですね。
・「至福の帯」に自分が常に包まれていると、魂が満たされ、願いが叶いやすくなります。
・宝くじは買わなきゃ当たらないのと同じで、願いが実現するような行動を起こさなければ、何も変わらないのです。
・「在り方」と「やり方」を両輪に、「至福の帯」に包まれながら行動するのが、夢を叶える為に最も強力で、最もスピーディーな方法なのです。
・循環型の社会とは「それぞれが自分の魂の役割を思い出し、得意なことを提供して、苦手なことを助け合う社会」というイメージです。