あなたの起業が、人生と世界を変える 宇宙経営12のメッセージ ~起業編~
- 著者:平井ナナエ
- 出版:株式会社RTH出版
- 発行:2023年5月5日
- 価格:1200円+税
- 頁数:241ページ
- 評者:宮村 凌
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
本書は、「宇宙経営オンラインサロン」の主催や「楽読」「リターンスクール」などを創業したRTHグループCEOである平井ナナエ氏が、自身の起業経験『宇宙経営』を通して、成功する道を教えてくれる一冊です。
また、起業をはじめとした成功は、引き寄せの法則の真髄を知り、それを上手に使うことで、誰もがつかめるものだということを教えてくれます。
<<「引き寄せ」は法則>>
「宇宙の法則」に則って人生を経営するのが「宇宙経営」です。
宇宙経営を行うには、「宇宙の法則」を利用します。中でも大切にしたいのが「引き寄せの法則」です。引き寄せの法則を理解できているかどうかで、成功できるか、幸せを得られるかが大きく左右されると言っても過言ではありません。
引き寄せの法則とは、「引き寄せ」という宇宙の法則の一つです。
知っている人だけが特別に使える法則ではありませんし、それが「ある」「ない」、「自分は信じない」というものではありません。
地球に重力があるのと同じように、引き寄せの法則があるのです。
つまり、「引き寄せ」は誰もが平等に影響を受ける法則なのです。
どのような人でも、この引き寄せの法則に則って生きているということを自覚すれば、この法則を自分の思い通りに使えるようになります。
そして、引き寄せの法則を思い通りに使えれば、「今起こっている出来事」を「私が創り出したもの」だと自覚できるようになります。
これが、現実や未来を自分でコントロールするためのスタート地点です。
<<「寝る前に想うこと」が引き寄せられる>>
目の前に起こる現実は無意識(潜在意識)が創り出しています。つまり、無意識が引き寄せた結果が「現実」として見えているのです。
これがわかると、「叶えたい現実」を実現するためには無意識を味方につけるのが一番だということがわかります。
そして、無意識を味方につけやすい時間帯の一つが「寝る時」です。むしろ、寝る時に想っていることが強く引き寄せられると言っても良いでしょう。
他でどんな努力をしていても、理想を引き寄せられない可能性はあります。しかし、寝る時に想ったことは引き寄せられるのです。
<<すべての出来事は「良くなるため」に起きている>>
理想の現実をいくら想っても、すべてが思い通りに進むとは限りません。トラブルは起きます。
しかしこの時、このトラブルをどう捉えるかで「トラブル自体の意味」が変わってきます。
起きていることすべては「良くなるために起きている」と捉えるのです。
トラブルが起きても、全ては良くなるために起きていることだと知ることで、「なんでこんなことが起きちゃうんだろう」「最悪だ」という「自分のことを認められていない」状態から、「自分を認める」状態にできます。
この考え方一つで、現実は変わっていくのです。
<<「成功すること」を選び続ける>>
起業をはじめ、望むことを始める前には「成功するのかどうか」と不安になります。これは誰もが思うことです。
しかし、実は成功することはカンタンなのです。なぜなら、「成功することを選び続ける」だけだからです。
どうしたら成功するかを考えるよりも、成功することを選んでください。そして、引き寄せの法則の真髄を理解して、何事も良くなるために起きていると考えること。
これが、成功すること、幸せを得ること、望みを叶えることの第一歩となります。
目次
- はじめに
- 第1章 「宇宙経営」とは何か
- 第2章 起業前の「準備編」 「何のために?」を育てる
- 第3章 起業の「実践編」 「成功への道」を歩き始める
- 第4章 起業の「継続的な成功編」 習慣化すれば、成功はカンタン
- あとがき
一言コメント
本書を読むと、「引き寄せの法則は皆に平等に作用している法則」であることが理解できます。重力と同じですね。そのため、「上手に利用すれば幸せや成功は誰もが得られる」ということが納得できるのです。今起こっている出来事も、自分が引き寄せていることが理解できれば、「今」やるべきことがわかってくるはずです。
注目の文章ピックアップ
・『引き寄せの法則』は「ある」とか「ない」とか、「自分は信じない」というものではありません。
・皆さんに平等に、同じように作用しています。私が重要視しているのは、この法則を「自分の思い通りに使えるかどうか」です。
・「私が創り出したんだ」と思えるようになってはじめて、現実を、未来を、自分でコントロールするスタート地点に立てるのです。
・寝る時に、何を想って寝るか、それが引き寄せられると言っても良いでしょう。
・そして、起きている出来事を「良くなるために起きている」と捉えられるようにすること。
・いつもお伝えしていますが、「どうやって?」というプロセスは無視です。
・「どうしたら成功するか」を考えるよりも、「成功する」ことを選び続ける。
・実はあなたの「目の前にある」ということは、引き寄せの法則的に言えば、自分が引き寄せているのです。
・宇宙は意外と、私たちのすぐ目の前に「やったほうが良いこと」を置いてくれます。
・要するに「決めているとそうなる」。
・何かトラブルが起きたとするならば、「何かに気付け」という内なる存在からのメッセージです。