神様にかわいがられる豊かで幸せな生き方
- 著者:斎藤一人/高津りえ
- 出版:学研プラス
- 発行:2017年12月5日
- 価格:1300円+税
- 頁数:205ページ
- 評者:神宮寺 直貴
- 編集:スピりんく 編集部
スピリチュアルブログ版ダイジェスト
今回ご紹介するスピリチュアル本は、斎藤一人さんと高津りえさんの共著です。斎藤一人さんといえば、1993年から12年連続で全国高額納税者番付10位以内にただ1人ランクイン、2003年累計納税額日本一で注目を集め、その個性の強い独特の人柄と数多くの著書で、心酔するファンから熱い支持を寄せられている人物です。一方の高津りえさんは、2万人以上を幸せに導いてきたスピリチュアルカウンセラー。斎藤一人生成発展塾高津りえ校塾長でもあり、斎藤一人さんとは師弟関係です。
そんなふたりが書いた「神様にかわいがられる豊かで幸せな生き方」とは、
・人に親切
・いつも機嫌がいい
・たくさん感謝をしている
・明るく前向きな性格
・笑顔が素敵
・言葉がきれい
・年下や部下にも丁寧
と、こういった人が、「神様のごひいきさん」のおもな特徴だそうです。
そして高津りえさんは、それこそが斎藤一人さんの生き方そのものだと語っています。
第1章では、斎藤一人さんと高津りえさんの対談のかたちで話は進みます。
自分と他人とのかかわりあいと通じて、神様にかわいがられる人は、自分にも他人にも大丈夫だよと声をかけられる人、自分とその周りをどちらも同じようにかわいがる人、神様に愛されていると信じること、素直であること、と説きます。
第2章から第4章にかけては、高津りえさんの視点から一人さんの言葉や行動を通して、神様からかわいがられる生き方を語っています。
各章の結びには「はい、一人さんです」との言葉で始まる斎藤一人さんが直接話してくれるような一言メッセージがあり、「笑顔と思いやりのある言葉」、「おそれを追い払えるのは愛だけ」、「愛や笑顔は、先に出した方が得」と、わかりやすいやさしい言葉で語りかけます。
そして最終章の第5章は、実際に高津りえさんのもとを訪れた人たちへのカウンセリングを通して、神様からかわいがられるようになった人の体験談が記されています。高津りえさんはこの中でも、一人さんからもらったアドバイスや過去に話したエピソードを取り入れながら、カウンセリングしていることがうかがい知れます。
全編を通して描かれている、神様にかわいがられる人の思考・行動パターンのケーススタディによって、神様に愛されること、すなわち「縁」「恋愛」「仕事」「お金」「運」をよくするコツであることに気づかされます。
目次
- 第1章 神様にかわいがられる人は、みんなに応援される人
- 第2章 神様にかわいがられる人は、美しい人
- 第3章 神様にかわいがられる人は、「粋」な考え方をする人
- 第4章 神様にかわいがられる人は、さだめを受け入れる人
- 第5章 神様にかわいがられる人たちの体験談
- おわりに
一言コメント
スピリチュアル本初心者の人にも、読みすぎてよくわからなくなった人にも読んでほしい一冊。初心者には「へぇ~、そうなんだ」と気軽な感じで読み進められます。上級者は「そんなこと知ってるよ」なんて思わずに読み進めてください。きっと言葉のひとつひとつが乾いた心を潤すようにじわじわと染み込んでいきます。
注目の文章ピックアップ
・自分をうんとかわいがって、周りも自分と同じくらいかわいい人だと思って接すればいいだけなんだよ。うまくいかない人っていうのは、他人ばかりかわいがって、自分をかわいがってないんだよね。自分に愛を注げない人っていうのは愛を知らないの。だからやってることがちぐはぐだよね。まず、自分をかわいがることだね。
・せっかく考えればわかるように神様がつくってくれているのに、なんで人生に失敗しちゃうの?っていうと、理由はたった1つ。
自分は神様から分け御霊をいただいた小さな内神様で、いずれ外神様のところへ帰ること、つまり「大きな神様に戻る」ってことを忘れちゃっているからなの。
・神様にかわいがられる人が使っている言葉が天国言葉です
・【天国言葉】
清々しくて、やさしい「愛」の波動に満ちた言葉。
「言った人も、言われた人も心地よくなる」のが特徴です。
愛してます
ツイてる
うれしい
楽しい
感謝します
幸せ
ありがとう
許します
・自己重要感とは、「自分にとって、自分がいちばん重要な存在だ」「相手から、自分は大切にされている」と感じる心のことです。
神様にかわいがられたいと思うなら、まっ先に自分で自分をかわいがることが大切なんですよね。
だからふだんから自分で自分をないがしろにしていたり、周囲の人から大切にされていないと感じたりすることが多い人は、元気でいることがむずかしくなります。
・現状を不幸せにしているのは自分自身です。「自分にとって、いつもいまの境遇が最善」。そう思っていれば間違いはありません。
いまこの状況は、運命なのか? さだめなのか?
それを躍起になって突き止めようとしても、くたびれてしまうだけです。すべては、あとからわかることなのですから。
まず、現状を安心して受けいれて、このままで幸せになろう」と思うのが、神様にいちばんかわいがられる生き方です。
・この世は、「はじめに言葉ありき」なんだ。いやなことが起こったら、「次はいいことが起きそうな気がする」って言うの。
「私はツイてる」「お金はある」って、まずいうんだよ。
そうすると、ちゃんとあとから現象がついてくるからね。